風媒社トップページ > 図書目録 >
 

 
キーワード検索

半角スペースで区切った
全ての語を含む
いずれかの語を含む
 
ジャンル検索
社会・ノンフィクション
環境・暮らし
女性からの発言
名古屋・東海を読む
教育・子育て
福祉・障害
歴史・民俗
哲学・思想・宗教
政治・経済
文学・文芸
芸術・写真・映画
エッセイ・評論
健康・食・趣味・ビジネス
アウトドアガイド
暮らしのガイド
小説
コミック
ブックレット
中国21
短歌ヴァーサス
アリーナ
遊民
追伸
東海学シンポジウム
品切れ・絶版図書
 
 
大垣まつり
語り継ぎたい郷土の遺産

著者: 浅野凖一郎

本体価格: \1,200(税別)
サイズ: A5判並製 152頁
ISBN: 4-8331-5259-4
発行年月: 2013年5月刊

数量


 

■内容説明

360年余の伝統を誇る大垣まつり。まちの人々の継承のうえに成り立っているこの民俗芸能は、毎年5月に開催され、多くの人で賑わう。このお祭りの歴史と文化を総合的に紹介するハンディな1冊。
 

■目次

序 西岡陽子

第1章 大垣まつりは大垣八幡神社の祭り
1 大垣の中心市街地は昔、大井庄と呼び、東大寺の荘園であった
2 八幡宮は東大寺の鎮守の宮
3 手向山八幡宮を大井庄藤江村字皀莢森に勧請
4 皀莢森の八幡宮を宮村に遷座
5 大垣八幡神社の祭礼日

第2章 大垣まつりの車山の起源と発展の歴史
1 大垣まつりに初めて車山が登場した車渡り物の時代
  (大垣まつりの揺籃期)
2 藩主氏西公、三輌車山を八幡神社に奉納
  (大垣まつりの成長期)
3 藩主氏長公(1723〜34)・氏英公(1735〜67)
  (大垣まつりの停滞期)
4 藩主氏教公(1768〜1806)・氏庸公(1806〜40)
  (大垣まつりの充実期)
5 長期にわたり度重なる災害と大飢饉の時代(1841〜67)
  (大垣まつりの氷河期)
6 明治維新による祭りの変革
7 濃尾大震災による車山の焼失と再建
8 太平洋戦争の戦災による車山の焼失と再建
@昭和の再建と時代背景
  A第1次平成の再建と時代背景
  B第2次平成の再建と時代背景

第3章 大垣の車山のルーツ―
1 名古屋型と長浜流
2 大垣の本車山は名古屋型、三輌車山は生粋の大垣っ子

第4章 大垣まつりの出車山行事
1 出車山の準備
@祭りの準備は「初寄り」から始まる
A町内の役務係と稽古日程の決定
B稽古(稽古始め、中稽古、稽古納め)
C道路検分
D車山飾り
2 出車山から後宴まで
@出車山
A試楽式の出車山
B本楽式の奉芸と巡行
C夜宮
D帰り車山
E車山下ろし
F後宴と女の祭り
3 車山の字のはなし

第5章 祭車山の見どころ・見せどころ
1 三輌車山
@三輌車山の役割
A担務員の衣装
 神楽車山(本町・新町・中町)
 大黒車山(魚屋町・竹島町・俵町)
 恵比須車山(船町・伝馬町・岐阜町・宮町)
2 本車山
@大垣まつりの車山は13輌の中9輌がからくり車山である
A藩政時代、能のからくり車山は能の上演形式である「五番立て」で奉芸した
B大垣まつりの車山と謡曲
C本車山の担務員や手古の衣装
 相生車山(本町)
 布袋車山(中町)
 菅原車山(新町)
 鯰車山(魚屋町)
 榊車山(竹島町)
 浦嶋車山(俵町)
 玉の井車山(船町)
 松竹車山(伝馬町)
 愛宕車山(岐阜町)
 猩々車山(宮町)

第6章 車山の再建で知る先人の知恵
1 車山は郷土の芸術家によって支えられてきた
2 車山は解体や組み立てが簡単にできるのがよい
3 車山は軽くて、ゆらゆらと優雅に揺れるのがよい
4 内輪の大垣・外輪の名古屋
5 大垣の車山は拝礼ができる

第7章 明治38年作版木の考証
1 版木によって再確認されたこと・新たにわかったこと
2 版木の価値

第8章 相生車山第3期再建事業(漆塗り・錺金具の取り付け)
1 漆塗装の技
2 変わり塗りの技
3 蒔絵
4 錺金具制作の技
5 勾欄の彫金
6 第3期再建事業の記録

おわりに

大垣祭記録調査事始 中井正幸

【年表】大垣まつりのルーツを知ろう

車山の部分の名称(正面、側面)
 
© 2003 Fubaisha, Inc. All rights reserved.