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■内容説明
地図は覚えている、あの日、あの時の名古屋。絵図や地形図を頼りに街へ出てみよう。なぜ、ここにこれがあるのか?人の営み、風景の痕跡をたどると、積み重なる時の厚みが見えてくる。歴史探索の楽しさ溢れるビジュアルブック。
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■目次
[Part1]なごや古地図セレクション 溝口常俊=選
江戸時代の地図
御天守五重目より見通す地名方角図
名古屋城下図
尾府名古屋図
名古屋并熱田絵図
名古屋城下図(名古屋旧図)
明治・大正・昭和時代の地図
名古屋明細全圖
名古屋市實測圖
名古屋市街新地圖
大名古屋市
名古屋市燒失區域圖
大名古屋市新地圖
名古屋市 (都市地図)
[Part2]鳥の目虫の目 地図は語る
名古屋を俯瞰する
GIS名古屋都市図 奥貫圭一
人工衛星からみた名古屋 山口 靖/加藤創史
描かれた「大名古屋」吉田初三郎の名古屋鳥瞰図を読む 堀田典裕
クローズアップ名古屋
1 名古屋城 溝口常俊
2 熱田神宮界隈 溝口常俊
3 ナゴヤ球場界隈 溝口常俊
4 名古屋駅 池田誠一
5 鶴舞公園 池田誠一
6 二つのアメリカ村 池田誠一
[Part3]なごや歴史幻視行 地図を読む 地図で歩く
[まちの賑わい、まちの凸凹]
享元絵巻を歩く―江戸から平成へ
名古屋城で享元絵巻を見る 溝口常俊
「享元絵巻」を解読する 溝口常俊
「本ブラ」 本町通り歩き 溝口常俊
名古屋本町、本の町 塩村 耕
大須はいつから大須なのか? 寺西功一
広小路の歴史を歩く
「広ブラ」江戸時代の広小路 溝口常俊
広小路の近代「大名古屋市」1940(昭和15)から
広小路の戦後「廣小路新地圖」1952年(昭和27)から
遊廓の面影
モダン名古屋幻視行
かつて新興の盛り場だった大曽根界隈を歩く 加藤政洋
中村遊廓 加藤政洋
近世都市と村
もうひとつの近世都市・熱田 山村亜希
熱田魚市場の面影 津田豊彦
グリッドに微差を読み取る 片木 篤
沢庵漬けの村であった御器所 溝口常俊
日比津の宝塔様 近藤みなみ/溝口常俊
名古屋の凸凹
名古屋の地形を体感 西澤泰彦
忘れられた尾張の景観「島畑」と「高畑」 溝口常俊
公共交通機関と風景の変貌
基幹バス新出来町線をゆく 加藤博和
静かな記念碑 沢上交差点 平松晃一
下之一色線の跡地を歩く 溝口常俊
歴史の舞台を歩く
名大病院の歴史をさかのぼる 吉川卓治
加藤高明の銅像の台座跡 川田 稔
名古屋の「米騒動」の現場を歩く 山下 翔
[郊外へ―拡大する都市]
海と街をつなぐ動脈河川
名古屋のまちと堀川 服部亜由未
低地における住宅と工場の誘致策 中川運河を巡る河岸地域 堀田典裕
拡大する都市
万博への道 林上
シラタマホシクサのゆくえ 富田啓介
「山林都市」の誕生 八事丘陵地における住宅地開発 堀田典裕
鳴海町の日常生活 前田洋介
「道徳」は街並みまで折り目正しい?
「愛知型」という都市デザインの規範 堀田典裕
名古屋の臨海開発 小堀 聡
藤前干潟 高山博好
[地形図の折り方]
名古屋に開く魔法の折り紙 溝口常俊
[コラム]都心の植物観察 富田啓介
[コラム]幼稚園で生物多様性学習の時代 高山博好
あとがき 溝口常俊
参考文献 |
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