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■内容説明
戦後60年を経て、なお置き去りにされる、朝鮮人軍人・軍属への補償問題。「光州千人訴訟」「浮島丸訴訟」など、訴えがことごとく敗訴にまみれる真の理由とは何か。国連人権委員会への提訴に先立ち、緊急出版!
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■目次
一 日本国と日本人に求めること
二 戦争に動員した朝鮮人に関する諸問題
三 債権の確認
1 遺族扶助料等
2 浮島丸事件死亡者への弔慰金
四 日本での裁判について
1 浮島丸事件訴訟
2 光州千人訴訟
3 朝鮮人被爆者
4 樺太に置き去りにされた朝鮮人
5 朝鮮人BC級「戦犯」
6 中国籍朝鮮人のシベリア抑留訴訟
五 日本の論理――請求権協定の壁
1 サンフランシスコ平和条約
2 日韓請求権協定
3 「請求権協定で解決済み」
4 「解決済み」の矛盾
六 半壊した請求権協定の壁
1 請求権協定と個人の権利
2 裁判における日本国の主張
3 請求権協定を根拠とした判決はない
七 国際社会のルール違反ーー民族(人種)差別
八 幻の債権――葬祭料、遺族扶助料、弔慰金、未払い給与等
1 被害者と主権者が知らない債権
2 遺族扶助料などを供託した経緯
3 供託金を反故にした経緯
4 日本政府への反論
九 日韓両国の市民へ
一〇 供託金問題解決のための具体案
一一 浮島丸事件の真相究明
1 乗船者数の調査は可能
2 爆発原因の検証
3 謝罪と哀悼の意の表明
一二 沖縄久米島、樺太上敷香での朝鮮人虐殺事件
1 沖縄久米島での虐殺事件
2 樺太上敷香での虐殺事件
3 沖縄戦に送られた朝鮮人
一三 おわりに
付録1 五百数十名の死者を出した浮島丸事件をめぐって
付録2 朝鮮人軍人・軍属などの生死不明者について
付録3 朝鮮人軍人・軍属の動員数・犠牲者数
あとがき |
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