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■内容説明
農本天皇制国家が弱体化する己を立ち直らすためにほどよい敵として取り込む鬼、民衆の中に生き続ける反権力・反秩序への情動としての鬼……。歴史のなかに織り込まれた“鬼”という経験を丹念に読み直し、その真の意味を探りあてる試み。
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■目次
プロローグ――深い闇での宴
1 鬼は誰のものか
2 童子と鬼
3 鬼伝説と鉄生産
4 源頼光と酒呑童子
5 坂田金時――その伝説の意味するもの
6 宮沢賢治と東北縄文・鬼
7 農本思想・柳田国男・鬼――故郷喪失者の寂寥感
エピローグ――新たな鬼の誕生への期待
主要参考・引用文献
初稿掲載誌のことなど
あとがき |
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