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■内容説明
日本近現代における「中心」=文明、「周縁」=野蛮という発想を乗り越えるべく、その境界で生起するさまざまな事象を、歴史・宗教・民俗・地域社会を切り口に捉えなおす。日本文化研究所叢書第5巻。
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■目次
T 歴史・民俗・文化
1 歴史のなかの象徴天皇――中・近世の皇位継承 日本文化と天皇制の基層研究[V] 黒田展之
2 和歌山における疱瘡神の動向と牛痘種痘法の展開 古西義麿
3 北斎画「富嶽三十六景」の制作順序 空間構成を手がかりに 岸 文和
4 建築文化考 近代建築探訪(東京編) 楠田一夫
5 島尾敏雄の故郷観とヤポネシア論 綱澤満昭
6 文化としての安全 安全の強制を考える 堀口良一
U 宗教・地域・社会
7 奄美におけるマブリ信仰の特質 奄美における宗教と歌謡(2) 清 眞人
8 金光教の発生 脱呪術化論から象徴的理解へ 長崎誠人
9 「内在的超越」としての大乗仏教 西田幾多郎の宗教観 高坂史朗
10 賀川豊彦の協同組合論におけるヴェーバー的問題 堀田 泉
11 国家と地方の確執 関口千佳
12 地方から始まるかもしれないこと 情報化社会の逆説を超えて 鈴木伸太郎
13 日本社会の「イエ」的構成 「中心と周縁」=「正規と非正規」をめぐって 浅野 清
【調査ノート】
東洋文庫蔵嵯峨本古活字版『百人一首』(第一種)の活字駒について 森上 修 |
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