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■内容説明
震災によって露わになった日本社会の「危機」を意識しながら、そうした状況のなかで模索されてきた/されている「共同性」、すなわち様々な位相における共同体を軸に、現代日本の文化や社会を学問的に深める。
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■目次
T 〈震災〉から考える
1 三・一一で問われる日本人の歴史認識 市民社会と植民地主義 斉藤日出治
2 「無常観」のゆくえ 長崎誠人
3 共同体形成力 鈴木伸太郎
4 自然災害における宗教界の動向
十八世紀 雲仙・普賢岳の噴火・地震・津波を中心として 根井 浄
U 〈近代〉から考える
5 大江新太郎の満洲建築調査 近代日本の建築の将来を見据えて 奥冨利幸
6 奄美八月踊り唄の宇宙 清 眞人
7 テレビCMの芸術学 「かわいい」物と人を欲望する 岸 文和
V 〈社会運動〉から考える
8 消費組合としての「共働店」 『労働世界』の高野房太郎と片山潜 堀田 泉
9 共同体の危機と再生 人柱伝説と「安全第一」から考える 堀口良一
10 東井義雄の思想 綱澤満昭
あとがき |
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