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■内容説明
集中豪雨や火山の噴火による惨禍など、自然の猛威を思い知らされる昨今。いまこそ自然としての人間存在の奥深さに降り立ったうえで、学問や科学技術の役割と限界を見極めるために――異なる専門領域を持った学内外の研究者による論集。
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■目次
T 自然と文化
1 丸山眞男の記紀論における「自然」
その「思想史的方法」の問題性に深くかかわって 清 眞人
2 肥前有馬領の茶の湯と食文化
十六世紀『伊勢御師食膳日記』をめぐって 根井 浄
3 「自然」ということばについての考察 日本人論の視点から 山取 清
4 断片的赤松啓介論 綱澤満昭
5 行楽への勧誘 吉田初三郎の鳥瞰図に見る「パノラマ的眺望」 岸 文和
U 社会批判としての自然
6 自然・社会・孤独 もうひとつの近代社会像とその克服に向けて 鈴木伸太郎
7 日本の植民地主義と自然の生産 斉藤日出治
8 学校制度の受容と変容 出口管理と入口管理 浅野 清
9 消費組合の再生に向けて 堀田 泉
あとがき |
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