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■内容説明
成熟としての〈変化〉へ――。現代へ至る時代の特質を浮かび上がらせ、私たちの歴史観・社会館を再出発させるためのヒントを探るべく編まれた共同論集。
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■目次
T グローバルな世界と向き合う
1 一九八九年は時代を画するか 高坂史朗
2 現在に生き続ける植民地主義
歴史的断絶を通して再生する同一の原理とその危機 斎藤日出治
3 私は芸者ではありません 吉田初三郎《美の国日本》に見る女性表象のジレンマ 岸 文和
U 地域の課題と向き合う
4 “地域が変わる・ネットワーク型社会におけるまちづくり政策と「場」の形成”
田中晃代
5 変容する学校と地域 ブラジルにルーツを持つ子どもの学校適応と家族資源 安達智史
6 ポスト3・11は虚妄か? オオクマはどう変わったか 吉原直樹
7 奄美における織物の多様性とその喪失 関口千佳
8 明治以前 神社の祭祀形態 肥前国島原半島の場合 根井 浄
U 時間/言葉/感情と向き合う
9 能〈邯鄲〉と三島由紀夫「邯鄲」試論 「形而上学的主題」をめぐって 平林一成
10 レトリックの変転と現代教養論 比較言語論文化の視点から 山取 清
11 自覚できない「恐怖」 自由から逃走しないために 鈴木伸太郎
あとがき |
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