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かたられる西郷隆盛
歴史学者は“大丈夫”か

著者: 川道麟太郎

本体価格: \2,000(税別)
サイズ: 四六判上製 288頁
ISBN: 4-8331-0580-4
発行年月: 2018年10月刊

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■内容説明

今日流に言えばフェイクニュースが絶えることのない西郷隆盛の歴史像。虚構が平然と騙られる原因は、歴史学者の誤った解釈や思い込み、恣意的な史料への態度にある。真実の西郷像をひもとき、幕末〜明治史の真相に迫る。
 

■目次

はじめに

第一章 大家たちの論説
一 遠山茂樹と井上清
二 毛利敏彦
三 坂野潤治

第二章 史料集の虚偽と踏襲
一『西郷隆盛全集』
二『大久保利通文書』から
三『木戸孝允文書』から
四 宮島誠一郎日記から

第三章 二次史料の不実と踏襲
一「一の秘策」
二『岩倉公実記』
三『明治天皇紀』
四 新説の登場とそれへの傾斜

第四章 西郷遣使論を語る史料
一「始末書」と呼ばれる史料
二「最初のご趣意」
三 木戸の「征韓論」と西郷の主張
四 西郷の心事

第五章 西南戦争を語る史料
一 桂久武宛九年十一月書簡
二 西郷を語る史料
三 西郷と当事者が語る史料

あとがき
 
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