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■内容説明
近代合理主義が排除してきた民衆の〈情念〉はどこへ向かうのか? その思想的意味はどこにあるのか。近代的「知」との格闘を通して、「農本主義」の今日的意味を問い続けてきた著者の集大成!
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■目次
序 農本主義研究の回顧と展望
農本主義研究の足跡と展望
農本主義の「現在」
農本主義を考える
アナーキズムと農本主義
農本的なる石川三四郎
加藤一夫の農本思想
岩佐作太郎の思想
尊皇愛国と農民運動
「中部日農」を創設―横田英夫試論
帰農の思想―横田英夫の場合
日本浪曼派と「農」
保田與重郎と「農」
保田與重郎の「農」の思想
農村自治と国家
権藤成卿論
山崎延吉と農村自治
社稷把捉の隘路
「転向」の動機としての「農」
小林杜人と転向
民俗学と農本主義
早川孝太郎と農本主義
天皇制と農本主義
橘孝三郎にみる「天皇職」と「大嘗祭」
天皇制と「ムラ」の自治
地域主義・社稷・天皇制
変革への志気
「農」への回帰と変革への志気
超国家主義と「農」
農本的超国家主義にみる「日本」と「自然」
土と心を耕す思想
江渡狄嶺の思想
満州開拓
昭和の農本主義者―加藤完治の場合
満州移民試論
島本健作における「美意識」
初出一覧
あとがき |
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