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■内容説明
混迷の時代に立ち返るべき参照点は私たちの足元にある。危機の時代に真正面から向き合い、手探りで思想形成をしてきた河上肇、島尾敏雄、長谷川如是閑、柳田国男、吉田満といった人々の仕事を批判的に読み解き、いま、私たちが再検討すべき課題のありかを探る。
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■目次
一―酒・脱世間・海―尾崎放哉
二―求道と学問―河上 肇
三―転向の「完成」―小林杜人
四―ヤポネシア論―島尾敏雄
五―修養と美意識―島木健作
六―遁避の精神―長谷川如是閑
七―民俗学と農本主義―早川孝太郎
八―故郷喪失とナショナリズム―柳田国男
九―散華の思想―吉田 満 |
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