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■内容説明
地層に眠るロマンを発掘! 数千万年前の東海地方はどうなっていたのか? 愛知・岐阜・三重・静岡4県の地理と火山活動、植物、動物の生きざまなどを探り、未来の姿も予見する。
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■目次
まえがき
地質用語の解説
1 地層名の付け方
2 地質時代の区分
3 地殻変動について
4 化石について
5 絶対年数の測定
6 化石人類
7 最新の化石人類学
太古の東海地方を展望する
1 豊橋地方
a 八十万年前頃―現在より二倍も大きかった古三河湾
b 五十万年前頃―温暖化で海面上昇が進む
c 三十万年前頃―現在の河川の流れが形成される
d 十万年前頃―小型のワニが古天竜川をさかのぼる
e 七万年前頃
f 五万年前頃―数万年続いたウィルム氷期
g 二万年前頃―海面低下で古三河湾が陸地に
2 奥三河地方の千六百万年前―火山活動が造った特異な地形
3 岡崎付近
a 八千万年前の岡崎付近―大断層・中央構造線ができる
b 千六百万年前―シルト岩層のさまざまな化石
4 蒲郡付近の八千万年前―広域変成作用を受けてできた岩石
5 知多半島
a 千六百万年前頃―海中に沈んでいた知多半島
b 五百万年前頃―隆起運動で知多半島の原形ができる
c 三十万年前頃
d 八万年前頃
6 名古屋地方
a 名古屋市東部の七百万年前―重要な植物化石の出土
b 名古屋市東部の四百万年前頃―湿潤・温暖だった気候
c 名古屋市中心部の百万年前以降
7 三重県地方
a 千八百万年前頃―地盤沈下で海が侵入
b 四百万年前頃―ナウマンゾウ以前のゾウが闊歩
c 八十万年前以降
8 瑞浪地方
a 二千万年前頃―石炭層に眠る多くの植物化石
b 千七百万年前頃―大型ほ乳類デスモスチルスも棲息
9 御前崎地方
a 六百万年前頃―千七百メートルの厚さをもつ相良層群
b 三百万年前頃―泥岩と砂岩が互層をなす掛川層群
c 二十万年前頃―きびしい乾燥期を示す植物化石
10 静岡地方の三十万年前以降
11 富士川町西部の六十万年前頃
12 遠州中西部地方
a 数百万年前頃―メタセコイアの化石が語る
b 七十万年前頃―ナウマン象、ワニ、シナガメなど多彩な動物が棲息
あとがき |
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