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■内容説明
軍法会議の担当文官「陸軍法務官」の日記が証言する、軍が「聖域」だった時代。伊勢の名家の六男に生まれ、日露戦争後、軍法会議を担当する文官である理事試補に任官し、その後陸軍法務官として軍法務に精勤した堀木常助。彼の残した日記を丹念にひもとき、軍が 「聖域」 視されていた時代とはいかなる時代であったのかを振り返る。
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■目次
はじめに
第1章 軍法会議と法務官
第2章 伊勢の名門・堀木家の六男として生まれて
第3章 旭川第七師団勤務の日々─一九一六年の日記より
第1節 小樽出張から「獣の将校」まで
第2節 将校相当官と同じ「軍服」を着用して
第4章 善通寺第十一師団勤務から朝鮮軍勤務まで
第5章 満州勤務の日々(T)─渡満・軍事郵便・恤兵
第6章 満州勤務の日々(U)─アヘン・満州航空・国葬
第1節 アヘンに支えられた「満州国」
第2節 満州航空の「多彩な」業務内容
第7章 満州勤務の日々(V)─満州医大・コレラ蔓延・国防婦人会
第1節 満州医大の「悪魔の飽食」
第2節 「満洲帝国」と国防婦人会
第8章 戦病死と四万円寄付
終 章 法務官制度の変質
参考文献
あとがき
堀木常助年譜
図表・写真など一覧
人名索引
事項索引 |
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