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■内容説明
パンデミック後の大正・戦前昭和は「戦争の時代」へと進んだ。何故そうなったのか?世間ではそれをどう見て、どう感じていたのだろうか?本書はそうした時代の庶民の気分を、一個人が残した百五十冊のスクラップ帳から読み取れないかという試みである。
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■目次
はじめに
1 松井弘という人
2 大正九年 京浜の趣味人たち
3 大正九年 岡崎納札会
4 大正九年 暴風雨の中を富士登頂
5 大正十年 岡崎の趣味人たち
6 大正十年 松井弘と玩具
7 大正十年 消毒割箸と軍艦矢矧
8 大正十二年 東遊廓成る
9 大正十四年 商売の趣味化
10 大正十四年 大正末の洋食
11 大正末 消へる藤傳
12 大正十五年 大正から昭和へ
13 昭和二年 昭和が始まる
14 昭和二年 多摩御陵参拝へ
15 昭和二年 青い目の人形
16 昭和二年 大演習と岡崎行幸
17 昭和二年 みどりの家
18 昭和二年 『趣味泉』発行
19 昭和三年 岡崎石工藝術研究所
20 昭和四年 〇〇デーの流行
21 昭和四年 岡崎防空演習
22 昭和四年 不景気の中の大売り出し
23 昭和五年 つばめタクシー登場
24 昭和五年 東京へ家族旅行
25 昭和五年 海へ!山へ!
26 昭和五年 菊池寛来訪
27 昭和五年 甲子園へ
28 昭和六年 松井弘とラジオ
29 昭和六年 新流行語ウーピー
30 昭和六年 百貨店防禦陣
31 昭和六年 カラーを買う
32 昭和六年 浄瑠璃姫墓と納札塚
33 昭和六年 早慶野球観戦
34 昭和六年 満州事変と松井弘
35 昭和六年 名古屋へ買い物
36 昭和六年 吉田初三郎の鳥瞰図
37 昭和六年 号外!号外!号外!
38 昭和七年 不況下のネオンライト
39 昭和七年 満州事変から一年
40 昭和七年 岡崎市美術工藝展
41 昭和八年 松井弘の正月風景
42 昭和八年 テキにカツ
43 昭和八年 カフエー満洲
44 昭和八年 通水と開通
45 昭和八年 エロとグロとナンセンス
46 昭和八年 岡崎銀座?
47 昭和八年 第一回岡崎商工祭
48 昭和八年 日本ゼネバ湖?
49 昭和九年 西尾八王子貝塚
50 昭和九年 伝馬町の大火
51 昭和九年 建武中興と日の丸
52 昭和九年 岡崎店飾競技会
53 昭和九年 皇太子誕生とマスク
54 昭和十年 岡崎の道祖神が奈良で見つかる
55 昭和十年 東照公遺訓碑と岡崎
56 昭和十年 音頭と文化
57 昭和十一年 二・二六事件起こる
58 昭和十一年 職業野球始まる
59 昭和十一年 浄瑠璃姫フェスティバル
60 昭和十一年 モダン岡崎へ
61 昭和十二年 素人写真の時代
62 昭和十二年 郷土玩具復興
63 昭和十二年 神風號の世界記録
64 昭和十二年 女性の時代へ
65 昭和十二年 『名鉄グラフ』と「観光都市」
66 昭和十二年 支那事変起こる
67 昭和十二年 支那事変と市民
68 昭和十二年 南京陥落と大売り出し
69 昭和十三年 銃後の新年
70 昭和十三年 歌、歌、歌
71 昭和十三年 愛娘と甥っ子の手紙
72 昭和十三年 代用品の時代
73 昭和十四年 スキーから麦飯へ
74 昭和十四年 慰問袋流行
75 昭和十四年 巷の文化
76 昭和十四年 連尺小に戦闘機来る?
77 昭和十五年 奉祝!皇紀二千六百年
78 昭和十五年 日独伊三国同盟
79 昭和十五年 ひとつの時代が終わる時
80 昭和十五年 最後の岡崎納札会
みどりや開業のころの岡崎市の中心街地図
大正15年岡崎市の全域図
松井弘の身の回りの出来事
主な参考文献
おわりに |
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