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■内容説明
デンマークの「国父」ともいわれる思想家・グルントヴィのテクストを和訳し、現代に生きるグルントヴィ哲学を再構成する。2では、啓蒙哲学にかかわる諸論説や詩歌のなかから重要な著作を選出して掲載。
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■目次
凡例
第一部 普遍史的哲学・学芸──『北欧神話記』への第一序論
一 北欧の学問的召命
二 ローマの三重の軛──皇帝の軛、教皇の軛、古典の軛
三 人間的生の普遍史的考察の源泉としてのキリスト的直観
四 歴史的哲学・学芸の基礎としての古代にたいする信頼すべき知見
五 精神にとっての恐怖であり、すべての言語にとって疫病であるラテン語
もどき
六 新ギリシア語が古代との生ける結びつきを開き、同様にアイスランド語
が中世との生ける結びつきを開示する
七 生の径路と時代の遺産の関係としての普遍史的学術と民属・民衆的陶冶形成の関係
八 市民的ホイスコーレは学術探究を補正する
九 口のペンにたいする関係は生の死にたいする関係である
十 諸々の書物と書物の芸術
十一 文芸の傑作としての普遍史
一二 ローマの影との競い合い
一三 普遍史的預言者、ウィリアム・シェークスピア
跋
第二部 国家的啓蒙
序 論 来るべき啓蒙と学校制度
変貌する精神世界への旅/執筆の自由について/社会を解体する啓蒙ともうひとつの啓蒙/根底的な啓蒙/国家と啓蒙/既成の学校制度から生の学校へ
第一章 庶民学校
庶民学校の困難/学校とキリスト教との分離/もうひとつの庶民学校の構想/知にまつわる妖怪/庶民の教師の育成
第二章 市民学校
市民学校の必要とソーア・アカデミー/市民的育成とその疎外/動物性を越える人間/教養世界の転回/市民的ホイスコーレの意義/国家の度量と官吏の育成/ホイスコーレの実現可能性
第三章 学術探求の学校
大学のあり方/学者の共和国と学問のあり方/歴史的学問と物理的学問
第四章 国家と個人
市民社会、国家、抑圧国家/国家的啓蒙とは何か/小児の学問/国家の規制について/快の学校と生の学校
第五章 啓蒙の多様性
啓蒙された人間と私の啓蒙/子どもや狂人の真理/詩人の役割/詩人的思考の恵み/国家的啓蒙をめぐって/子どもや狂人、詩人ともに/三つの啓蒙
第三部 補 録
一 普遍的啓蒙
啓蒙の普遍化のために/自然な啓蒙と人工的啓蒙/啓蒙のためになされるべきこと/交流し学びあうことの大切さ
二 詩歌集
啓蒙/明晰/ブラーマプトラ
訳注
訳者解題
参考文献
謝辞 索引 |
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