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■内容説明
コミュニティとしての〈縁〉の文化につつまれた、人間らしい生活と環境を再創造するような〈まちづくり〉とは?これからの人の生き方・育て方、そしてまちや社会を変えていくためのヒントが満載。執筆者=延藤安弘、森まゆみ、岸裕司、寺本潔ほか。
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■目次
目次
楽長の前口上
序章 地域市民社会づくりの担い手の「エンギニア」――〈つながり〉のデザインへ
延藤安弘
【 縁 】
1章 学校を拠点に〈お父さん〉のまち育て――元気コミュニティを育むコツ
岸裕司
「お父さんひっぱり出し作戦」の始まり
お父さんが学校に来れば、自分も子どもも変わる!
人と人をつなぐ入り口をつくるのがエンギニアの役割
リーダーがいつでもリーダーでいる必要はない
子どもを育てるにはいいところ――それをまちの価値にしよう
地域の記憶をつむぐということ
談論風発
エンギニアのセンスをひらくために
2章 女性のしごとづくりとくらしづくり――編集力と人間力を育む
森まゆみ
「谷根千」の生まれた町
乳母車から見えた町のおもしろさ
子育てしながら地域誌をつくろう!
普通の人の生き死にを記録する
町の資源・知恵ネットワーク
町並みを守るということ
談論風発
エンギニアのセンスをひらくために
3章 タンケン・ハッケン・ホットケン――地域を学び舎にするまち育て表現学習 寺本潔
まちへの愛着のつくり方
ご近所の顔見知りを増やしていく授業
タンケン・ハッケン・ホットケンからドナイスルネン
日本は学びがいのある地域だらけだ!
談論風発
エンギニアのセンスをひらくために
【 演 】
4章 まちの良さをふりかえると未来が見えてくる――地域資源と人間力を生かす 延藤安弘
想像力をエネルギーにしてまちの未来を描く
子どもの目線から楽しさを企て冒険する
ハプニング・偶発性の恵みを生かす
「おでん」のようなコミュニティを育む
談論風発
エンギニアのセンスをひらくために
5章 共感するココロを育む――自己と他者の相互応答・わかりあう関係づくり
戸枝陽基
「困っている人は来て下さい」――誰をも巻き込むNPO法人ふわり
百年続く組織のために
「カブトムシのカーニバル」=「思考停止」を越えよう
知恵をみがく、自我をみがく、市民が創る社会へ
自立した個人の連帯した組織をめざす
談論風発
エンギニアのセンスをひらくために
6章 住民の想像力で災害に備える――ワークショップDIG(Disaster Imaginatiom Game)南部美智代
災害を創造するためのベースマップづくり
体験!ワークショップDIG
災害時「自分」は何ができるか
救助現場で何ができるか
エンギニアのセンスをひらくために
7章 高齢者と子どもが元気を交換する居場所づくり――「輪切り」をこえて「つながり」のデザイン
吉田一平
時間に追われない
みんなが楽しくなる施設づくり
看護士とチャボはどっちがえらい?
立つ瀬をつくるにはいろいろ混ぜる
時間に追われる人と追われない人
自分が必要とされる村づくり
犯罪がなくて自給率七〇パーセントのまち
談論風発
エンギニアのセンスをひらくために
【 円 】
第8章 「ソフト付きハードの開発」と志民力――公共空間を解き放て
星野博、森登、坪井俊和
広場づくりのワークショップ顛末記(1)――一宮の乱
デザイン・ストーリー――何もつくらない
広場づくりワークショップ顛末記(2)――前文騒動
時間と空間の分かち合い
「ドコデモダレデモ縁側」で巨大コミュニケーション空間づくり
志民には「失敗できる力」がある
談論風発
エンギニアのセンスをひらくために
第9章 よりよい生活を目指してルール最小・自由最大の住まい方――合意形成のプロセス・デザイン
延藤安弘
異年齢集団が生み出すノーマライゼーションの世界
コミュニティとエコロジーが交差する場
創造的まち育ては、人育て
ハードとソフトがとけあうような新しい時代のまちの育み
談論風発
エンギニアのセンスをひらくために
第10章 水平関係で応答するココロ――みんなが主役、みんながリーダー
新谷千晶
「暮らし」から「まちづくり」へ
ベタ足ではなく、時にはちょっとかかとをあげて!
みんなが主役になり、みんなが活動を担う
市民のリーダー的要素=夢・パッション
あいネットのめざすもの
談論風発
エンギニアのセンスをひらくために
終章 これからのエンギニア像――自他ともに育み合う相互支援社会をめざして
延藤安弘
あとがき |
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