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■内容説明
原発震災で3大都市【東京・名古屋・大阪】が壊滅する?志賀原発の臨界事故隠しや、「世界で最も危険」と呼ばれる浜岡原発など、原発を取り巻く異常な現実を明らかにし、原発事故が起きたらどうなるのかをリアルにシミュレート。日本の原発は世界一危険!
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■目次
はじめに 原子力を選択して失うもの 小出裕章
第1章 隠された臨界事故
15分間の原子炉暴走/誰も事故に気づかなかった/チェルノブイリ事故と同じ「即発臨界」/ひた隠しにされた事故/志賀原発だけではなかった/放射線被曝の恐怖/被曝により奪われたいのち /第三の臨界事故があった /不正のバーゲンセール/沸騰水型原子炉の決定的な欠陥/制御棒が34本抜けた/志賀原発事故で、東京・大阪・名古屋、三大都市が死の街に!/あわや大事故だった能登半島地震/連動して動いた2本の活断層/福島原発事故で首都圏に200万人以上のガン死者が
第2章 「世界で最も危険な原発」
続出したデータ偽装/「そこから先はSFの世界です」/原子炉が溶ける/水漏れ事故の恐しさ/腐食した配管が破裂、作業員が死亡/原子炉本体は耐震工事の必要なし?/東海大地震は阪神大震災の15倍規模/「日本人の原爆アレルギー」?/おそまつな市の防災計画/避難先は原発の目と鼻の先/放射能とともに閉じ込められる住民/非常用炉心冷却装置の配管が爆発/ねじ曲げられる事故情報/事故発生時間の偽装/環境に与えるさまざまな影響/白血病、甲状腺、リンパ腺の病気/「息子はなぜ白血病で死んだのか」/被曝労働者の安全は度外視/固い岩盤の正体/設計技師の告発/津波、余震により決定的な損傷が/「浜岡原発」事故シミュレーション/830万人もの死者を出す原発ドミノ事故/原発マネーに翻弄される住民/「愚かさの象徴」―1億2000万円の鳥居
第3章 日本を滅ぼす原発震災
原発が爆発する!/1・2トンもの放射能汚染水が海に/大気にも放射能漏れ/原発の真下まで伸びていた活断層/周辺設備の脆弱さ、防災体制の貧弱さ/急性死20万人、首都圏で250万人が被曝/東北を無人にする「女川原発」事故/活断層密集地域に原発も密集/活断層の真上に6機の原発が/「ひずみ集中帯」に位置する若狭湾/東京・名古屋・大阪=三都壊滅の「敦賀原発」事故/「もんじゅ」事故がもたらす恐怖の事態/「地球最強の毒物」プルトニウムが大地を汚染/事故が頻発する高速増殖炉の危険性/「伊方原発」を揺るがすA級活断層/最新原子炉で起きた手抜き事故/近畿地方で224万人のガン死者が出る「伊方原発」事故/「島根原発」と長大な宍道断層/スケープゴートにされる松江15万市民/「玄海原発」事故で424万人がガン死/プルトニウムを装荷される玄海原発/「泊原発」と新たなる危機/第4章 未来を汚染する「六ヶ所再処理工場」/「開発」の大波が村をさらった/荒廃する土地に降ってわいた核燃料施設誘致/映画『六ヶ所村ラプソディー』 /80万トンの死の灰をどうする/つまずいた核燃料のリサイクル/ばらばらに切断し、溶解される燃料棒/1日に原発の1年分以上の放射能を放出/再処理工場が周辺住民に与える被曝は/掃除機のほこりから放射性物質が/蓄積される海洋の放射能/再処理工場周辺で多発する白血病/カモメも核廃棄物/子どもの白血病危険度が2・87倍も高い/ソープ工場で大量の放射能漏れ/外部へ完全開放される放射性物質/設計図から消えた放射能除去装置/六ヶ所再処理工場の事故シミュレーション/地球そのものを汚染する可能性/原子力報道はタブー/枠を超えて広がる反対の声/リサイクルではなく倍倍ゲーム/核のゴミを埋めろ/住民さえ知らない最終処分候補地/六ヶ所村再処理工場の下にも断層が/六ヶ所村に集う人々/ウラン濃縮工場の隣りに小学校を建設/「核燃にたよらない村づくり」/「六ヶ所村には日本が凝縮している」
エピローグ
おわりに 原子力専門家の責任―瀬尾健さんの選択 小出裕章 |
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