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■内容説明
2004年から開講されている三重大学の「四日市学」。四日市公害という負の遺産を正の遺産として未来につなぐべく「持続可能な発展」のための情報発信と学びの場をめざした地域学の最新成果。四日市公害訴訟判決40周年記念出版。
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■目次
はじめに―四日市公害の過去・現在・未来を問う 朴 恵淑
第1章 「環境正義」の社会的条件とは
四日市ぜんそく公害訴訟の承継をめざして―三重県における公害環境訴訟の歴史と課題 村田正人
四日市公害と人権 寺川史朗
民法学における環境と社会―四大公害訴訟を起点として 白石友行
第2章 「公害」と「環境問題」をつなぐ
国際環境法への視座―四日市公害から見た世界の環境問題 西村智朗
コンビナート(産業団地)周辺の大気汚染が児童の健康被害に及ぼす日韓の比較 朴 恵淑
第3章 生態系の復元をはか
伊勢湾沿岸地域における大気・水文環境―人間生活と自然環境の関係からみた環境動態と景観 宮岡邦任/谷口智雅/朴 恵淑
伊勢湾・英虞湾の海洋生態系復元と生物多様性 加藤忠哉
第4章 「グリーン産業」の可能性を探る
環境配慮ものづくり“グリーンプロダクツ”への変遷 奥山哲也/丸山直樹
韓国のグリーン成長およびグリーンエネルギー産業戦略 金 正仁
第5章 みんなで創る「持続発展教育」
四日市公害と持続発展教育(ESD) 朴 恵淑/寺島貴根
災害と防災教育―東日本大震災発生時における北海度日高・十勝沿岸域住民の津波に対する意識と避難行動 水木千春/平川一臣/朴 恵淑
第6章 [写真記録]四日市公害とモンゴルの環境問題
写真が伝える四日市公害 澤井余志郎/野田之一
モンゴル・ホンゴル村の水銀汚染 朴 恵淑/森永由紀/アドヤスレン・ボルジカン |
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