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■内容説明
「中小企業や伝統産業でも生き残れる」「NPO活動は地域社会の成熟にとって必須のテーマである」「文化は地域社会における基本的な生活環境である」…雇用・仕事・文化のある名古屋圏の創出に向けて、2030年の名古屋圏の将来像を考える。
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■目次
口絵
はしがき 塩見 治人
序 希望の名古屋圏を考える 塩見 治人
第1編 地域社会を見る目
1 希望の経済学の可能性 井上 泰夫
2 地域社会の再生とNPO 向井 清史
3 経路依存性と名古屋圏 塩見 治人
第2編 中小企業や伝統産業でも生き残れる
1 伝統的木型工業のままで生き残る ─何もしない強み─ 濱島 肇
2 ビジネスモデル・チェンジによる新生 ─有松鳴海絞産業の希望─ 梅原浩次郎
3 伝統技術の高度化による多市場への進出
─一宮地域は幾多の危機を繊維の技術で乗り越える─ 松本 正義
4 成熟社会における新製品開発 ─車いす産業が創り出す希望─ 宇佐見信一
5 技術革新による3K職場の改革 ─農業における希望─ 岡田 英幸
第3編 地域文化の創生
[文学]
1 進化と成熟を追求する 亀山 郁夫
2 和歌の伝統が息づく名古屋文化
─『万葉集』サロンでの35年間のレクチャーをとおして─ 竹尾 利夫
3 地域文化発信のひとつの姿勢とその可能性
─稲垣さんの「風媒社」と同人誌『遊民』をめぐって─ 三嶋 寛
[音楽]
4 地域文化の創生 愛知を、名古屋を、オペラタウンに
─オペラサロンでの22年間・100演目のレクチャーをとおして─ 都築 正道
5 名古屋マーラー音楽祭までの道のりと今後の展望
─10のアマチュアオーケストラと12のアマチュア合唱団が参加した
マーラー交響曲10曲の全曲演奏会の企画・運営─ 西村 尚登
6 愛知祝祭管弦楽団「アマチュアオーケストラのリング」という奇跡への軌跡
─ワーグナー《ニーベルンクの指輪》4部作全曲演奏会の企画・運営─ 佐藤 悦雄
7 くらしの中にクラシック ─日本一公演回数の多いクラシックホールの私財運営─
宗次徳二(聞き手 塩見治人)
[美術]
8 文化芸術あいち百年の軸を担う“あいちトリエンナーレ” 青木 幹晴
9 名古屋圏の陶芸家の全国的な位置と将来への可能性
─大激動の陶芸界 生活環境の変化で─ 井上 隆生
10 もっと世界に誇りたい、名古屋圏でのやきものづくり 田村 哲
[生活]
11 ジェンダーの観点から名古屋経済圏を語る─伝統文化を新たに継承しよう!─
鶴本 花織
12 誇るべき故郷 有松の光 中村 俶子
13 〈名古屋をフェアトレード・タウンに!〉という活動
─これまでの目標、実績、将来展望─ 土井ゆき子
14 日間賀島はなぜ愛知県内有数の観光地になりえたのか
─「地産地消」パイオニアの島おこし─ 鈴木 甚八
15 住んでみたい街づくり日本一への実践 長谷川孝一
16 私たちにもできることがある
─「友多互愛」のボランティア活動に参加して─ 石井三枝子
17 真の住民自治に向けて 柴田 高伸
第4編 NPO活動が地域社会を成熟させる
1 ベッドタウンからライフタウンへの転換は可能か
─高蔵寺ニュータウンの地域連携に託す未来図─ 長尾 哲男
2 高齢者が社会の担い手となる地域づくりへの挑戦
─地域が活力を増す元気づくりの処方箋─ 黒田 和博
3 障がい者の「職」が高齢者の「食」を支える
─「断らない」がもたらす地域の再生と希望─ 堀尾 博樹
4 和太鼓集団「志多ら」が挑む地域再生の可能性 長谷川洋二
[コラム]
5 高齢者の働きがい、生きがいを同世代の仲間が創造する
─就業支援を通じて高齢者同士が交流─ 杉本 和夫
6 協同の力でいのち輝く地域をつくる、それは未来を拓く土台
─医療生協による居場所づくり─ 杉崎伊津子・山本友子・矢野 孝
第5編 2030年の名古屋圏像
1 調査から見えてきた希望の名古屋圏像 梅原浩次郎
2 対談・執筆者の思いを語る 梅原浩次郎
あとがき 梅原浩次郎
編者・執筆者紹介
索 引 |
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