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■内容説明
在日とは何か。その問いを私に強いる日本社会とは何か─。日本社会の構造的差別に抗い、真に開かれた地域社会の実現に取り組み続けた、ある在日コリアンのライフヒストリー。差別≠前提に展開する〈多文化共生〉社会の欺瞞を衝く。
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■目次
序 この本を手にしてくださった皆さんへ
第1部 在日のアイデンティティを求めて
はじめに
第一章 私の生い立ちとファミリー・ヒストリー
第二章 民族の主体性を求めて
第三章 日立闘争
第四章 民族・民衆運動としての地域活動をはじめて
第五章 川崎、桜本を離れて
第2部 新たな船出─事業の世界へ
第一章 スクラップ回収業をはじめる
第二章 レストランをはじめる
第三章 布団、ぬいぐるみの販売、その他のビジネス
第3部 在日の歩みの考察─地域社会の当事者として
第一章 「共生の街」川崎を問う
コラム 川崎での次の目標―差別をなくす運動が全世界の未来に通じる
第二章 人権の実現について─在日の立場から
第三章 外国人の地方参政権について ─これは外国人への権利の付与の問題なのか
コラム 「多文化共生」は、現代の植民地主義のイデオロギー
第四章 原発体制と多文化共生について
終章
あとがき
崔さんに学ぶ戦後日本史 加藤千香子
『個からの出発 ある在日の歩み』を読んで 金容福 |
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