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■内容説明
「この本は本多勝一氏の「殺される側の論理」を理解するための新たなルポルタージュだ。」(石川文洋・フォトジャーナリスト)半世紀前に本多勝一が取材したベトナムを縦断し、かつて取材を受けた人びとのその後の50年を追跡。いまだ癒えない戦争の傷跡と戦後ベトナム社会の「光」と「影」を考える。『週刊金曜日』連載を単行本化。
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■目次
プロローグ
1 ソンミ虐殺
死体の山から這い出た少年は生きていた
2 「命懸けても守るものとは?」
なぜアメリカに勝てたのか? 闘った女たちの証言
3 血塗られたアオザイの証言
戦乱に打ち勝った戦場の恋
4 今もひろがるダイオキシン災害
ブーメラン被害の米兵だけ救済する米国
5 写真による戦争犯罪告発
中村梧郎が語る枯葉剤被害の今
6 野戦病院と山岳の民
若き軍医の最期の現場へ
7 山の土地を追われて広がる格差
少数民族の「戦後」
8 船長たちの恋と闘い
「海のホーチミン・ルート」を担った「ふつうの英雄」たち
9 ハノイの共産党員の家に生まれて ─在日25年、チャン・ティ・ヒエンさんの目
ドイモイの光と影
10 ベトナム人民にとって「社会主義」とは何だったのか?
古田元夫・日越大学学長との対話
11 「貧しさを分かちあう社会主義」から「豊かになれる者から豊かになる」へ
ベトナム式「社会主義」の模索
エピローグ ベトナムへの旅の原点 |
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