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■内容説明
「雨の日の母子の遊びさびしくてわが描く花を子は塗りつぶす」「何処もみな遠いところに思はれて日なたへ陰へこの手をひけり」。古典的な表現が現代に生きる軽みを支えて、いかにも冴える(小池光/歌人)。第2歌集。 栞:小島ゆかり、小林久美子、吉川宏志
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■目次
T
天蓋花
秋昼
狐日和
みづの記憶
日暮れうた
きつねうどん
春の翼
渚橋
U
年魚市潟
オオカミとこぶた
茄子の花
こゑに降る雪
蒼茫
夏のみづ
象が去りゆく
V
千の春
首夏のゆふぐれ
ひかりを掬ふ
うづら豆
秋の王冠
しろたへ
あとがき |
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