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■内容説明
「少年が白球を追う空の果て 圏外という表示が点る」「雪原に眠りつつ果て雪原にまた生まれくる雷鳥のように」……「心の奥深いところに言葉が届いている。リアリティーは、磨かれた修辞が保証するものであることを改めて思う」(加藤治郎「解説」より)。第一歌集。
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■目次
T
銀色の傷
てのひらのまほろば
水の素描
詩の海
あかつき
雨のフォルム
光の糧
雪の降る場所
つばめ翔ぶ空
水のレプリカ
黄昏
U
子規の妹のように
落果
眠りの底
V
帰郷
雪原
チューリップ日和
オン・ユアー・マーク
冴え返る朝
夏雲
シナモン
香水
紬
イブ
ダブルキャスト
水晶婚
解説 加藤治郎
「出立」という言葉を聞いた日――あとがきにかえて |
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