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文学の未来

著者: 清水良典

本体価格: \2,000(税別)
サイズ: 四六判上製 316頁
ISBN: 4-8331-2068-5
発行年月: 2008年12月刊

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■内容説明

文学は死んでいない。文化的混乱のなかでも、日々生みだされる“文”のエネルギーは増大するばかりである。文学の未来は、その土壌に支えられているのだ。谷崎潤一郎、林芙美子、幸田文、高橋源一郎、筒井康隆、川上弘美などを論じた文芸評論集。
 

■目次

序 純文章宣言

T 文という現場
 一 「文」と「文学」の裂けめ
 二 「作文」という領域―縁者たちの文章について
 三 口語の幻 
 四 国体と文体―日本国憲法と文学
 五 文学の未来
 六 「活字まみれ」時代の文章

U 雑なるものの力
 一 永久文体革命者―谷崎潤一郎
 二 文章家としての内田百間(←門構えの中は「月」)
 三 「雑記」の出自―林芙美子
 四 純文章としての幸田文
 五 散歩する文のジャンル―井伏鱒二
 六 メモと「躯」―吉行淳之介
 七 日記のなかの聖女―島尾敏雄 

V 闘いのスタイル
 一 にぎやかな「私」史―高橋源一郎
 二 「前衛」の臨界点―筒井康隆
 三 異種への懸想―川上弘美
 四 痛点として書く―赤坂真理
 五 秘められた共和国―小川洋子
 六 海底に沈んだもの―柳 美里
 七 闘う文/夢みる文―笙野頼子

あとがき
 
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