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■内容説明
ここに繁盛・繁栄の秘訣あり!知多で一番の有名人、相川うめさんの人生をまるごと描いた波乱万丈の一代記。飾らない心で苦難を乗り越え、魚料理旅館を営んできたうめさんに学ぶ「夢を描きつづける」生き方のヒント。
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■目次
はじめに
1 知多半島の南端・豊浜
平安の昔からの漁港
漁業の町から観光の町へ
万葉集にもうたわれる
活魚料理用の巨大な水槽
すばらしい眺望
階段を駆け上がる 29
2 貧しい中での母の愛――子供時代
うめさん、生まれる
長寿だった長姉と妹
四、五歳ころ電灯がつく
豊浜名物鯛祭
学校は遅刻常習犯
先生の親切に甘えない
大酒飲みの父親
酒瓶を落といてまった
母親の愛情をいまも
障子紙の置き手紙
母といの教え
名切の弘法さまに願かけ
酒乱は死なななおらん
3 社会への旅立ち
まずまずの家柄
十二歳で岡崎へ出稼ぎに
ゴム輪の乗合馬車
丸三製糸工場
遊ばずに送金
妹・小梅さんの洗濯
「もう海に落ちまい」と舟に乗る
夜、海に落ちて、必死で助けを求めて
4 結婚、そして夫の戦死
うめさん、ヴァイオリンを弾く
久作さ≠ニこの末息子に惚れられて
祝福と期待の新婚生活
石黒家の家庭事情
つらい水汲み
長女、長男の出生
清松さんの出征
兄の戦死と夫の帰還
夫の再度の召集
夫との最後の別れ
ご飯を食べたふりして
東南海地震と空襲の恐怖
終戦――夫の死
ただの白木の箱
5 魚屋になりたい
再婚
北(来た)道さがせ
伊勢の海を走り回る
ヤミ船の座礁
ど素人の舵取り
カンカン部隊
モンペにゴム長靴
漁協の組合員となる
6 まるは誕生
三台の貸し自転車
人に喜ばれることをやれ
双子が生まれる
まるは魚屋は順風
突然の立ち退き請求
保証人探し
救いの神
四百二十匁の札束
必死に生きる姿を見せる
7 この手で道をひらく
みかん畑が買えない
人より一割高く土地を買う
豊浜は空気がうまい
札が裏返される
出世したのはシャコとうめさん
高く買って安く売る
旅館営業
豊浜漁業の移り変わり
子が子を生むはずだが……
国税局の手入れ
豪快さと細心、合理主義
8 夢を描きつづける
自分で決めた別館建設
うめさんのコンピューター
大将≠フ死
長男の急死にもめげず
不幸を逆転させる発想
念ずれば花開く
講演依頼が殺到
尼僧の資格も
浜松の大凧が豊浜の空に舞う
「うめ乃湯温泉」噴き出る
孫二十人、ひ孫二十人
「儲かった、儲かった」と電気を消す
わしは若いぜ=\―無休、麦飯
思いがけない事故と病気がつづく
九十歳で家を建てる
若い力の出現
空港とラシックに出店
原点を忘れず |
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