|
|
|
|
■内容説明
少年の眼から見た二・二六事件、伊勢湾台風、オイルショックによる会社の危機に、知恵と力を尽くして立ち向かった技術者…。昭和から平成までを生きた人たちの貴重な「証言」から、もうひとつの歴史の存在を俯瞰する。
|
■目次
発刊に寄せて
収録作品関連年表
戦前/戦中[1931―1945]
帰らぬ父 ―少年の心に映った二・二六事件― 丹羽辰夫
金腐蝕 長谷川武年
二つの祖国を生きる 浜崎慶嗣
風がわたしを呼ぶまでに 久保田照子
一枚の絵葉書 川西盛也
戦時下の満州女学生生活 池田貞恵
炭焼きの煙 木村妙子
焼け牛の徴用 浅野弘光
学童集団疎開 ―十一歳の一年四カ月― 野田信子
「広島が燃えているぅ〜」 中崎光男
戦後復興期[1945―1958]
敗 戦 ―幼くして見たものは― 久野忠宣
西風が泣いた ―敗戦の年に死んだ母ちゃん― 田口正男
悔やまれるあのひと言 ―買い出し列車の辛い日々― 早川溪子
銃 口 ―敗戦直後のサハリンで― 本間辰也
日本人の底力 久保 覚
穫り入れ 秋の思い出 稲垣茂子
ター兄ちゃん 長尾静子
焼け跡の子どもたち 南条 一
仰げば尊し ―分校で学んだ思い出― 久保よしの
ヒキアゲリョウで遊ぼう 藤本静子
青春は紡績会社 杉浦節子
一人の人間として ―就職難時代の寮生活― 佐藤敏夫
母への思慕は鯖鮨の味 樋口兼安
。 高度経済成長期[1959―1978]
金の卵は孵ったか? 結城勝幸
川は真っ赤だった ―伊勢湾台風と金魚捕獲作戦― 加藤秀美
結核とともに ―高度経済成長のかげで― 細井しげみ
ある夏の日に ―飛騨川バス転落事故の記憶― 谷澤りつ子
波の花 富田稲生
ジョン・F・ケネディの死 田中壽一
マイカー時代の陰で消えた命 新木貴久江
長良川水害 ―孤立した三千人の乗客― 小川 昇
登校拒否 ―二カ月半だけの一年生― 波留 麗
オイルショック脱出、そして… 各務勝彦
「 昭和の終焉〜平成[1979―]
女たちの幸せさがし 末光時枝
わたしの免許証 野中ひろみ
チェルノブイリ原発事故
医療協力プロジェクトに参加して 岡島俊三
携帯電話がやって来た 中村千代子
おやじ殿に伝えたい平成 ―バブル経済と僕の転職― 長野恭治
〈私にできること〉への問い ―阪神・淡路大震災そして地下鉄サリン事件―
橋本一雄
にこヘル活動日記 寺井紀子
審査を終えて |
|
|