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■内容説明
『青い山脈』『王将』など数々の流行歌の作詞家として一般に知られる西條八十は、詩人、フランス文学者としても大きな功績を残している。多才で奔放な生き方を貫いた八十の実像とは? 長男のまなざしで描かれた八十とその家族、その時代の横顔。
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■目次
はじめに 二〇〇七年夏の終わりに 木崎湖にて
編者そえがき 西條八峯
T 父・西條八十のこと
パパとお母さん
父・八十という人
父とアルチュール・ランボオ研究
父の食事
酒と煙草のこと
終わりの日々
U うしろすがたの父・八十
川向を訪ねる
少年時代
父の中学生時代の詩
すみれ色の恋文・父の初恋のひと
かなりやまで
「飯坂小唄」と小説「みちのくの恋」
相馬俊子に英語を教える
鈴木三重吉との出会い
それから
麦稈帽子の詩――軽井沢のこと
父からの手紙――私が松本高校生だった頃
V 晴子・徳子・兼子
母のこと
すべてを引き受けていた母
子育ての頃
父との出会い
下館への疎開
祖母のこと
祖母の思い出
父の姉兼子
奈良によせる想い
W 姉 嫩子のこと
姉との別れ
娘時代
姉の結婚
家族の中で
奈良の詩碑のこと
『父西條八十』について
詩人としての姉
西條(三井)嫩子による著作
X ふらんすの思い出
父と元子さんのパリ
出逢い
パリの日々
晩年
ヌエットさんのこと
ヌエットさんの画集
Y 思い出の人々
中山晋平先生と父
東京行進曲
新民謡創作をはじめる
「肩たたき」と「毬と殿さま」
「民謡の旅」
諫早干拓問題がきっかけで長崎ぶらぶら節の舞台へ
安藤更生先生のこと
金子みすゞと父
『日本童謡集』中の金子みすゞの童謡
三冊の手帳の行方
鈴木すずさんとの出会い
白秋氏について
大島博光氏をしのんで
父と大島さん
大島さんとの思い出
奥様が逝かれたあと
Z 切抜帖は語る――東京行進曲から平和行進曲まで
『明治・大正・昭和流行歌民謡全集』から
昭和十年の夏、ぼくは
父の年譜から
妻への手紙 昭和十二年上海にて
燦たり! 南京入城式
上海の珍客〜三たび南京へ
山田耕筰
「新體制下に於ける音樂人の心構へについて」座談會
「新聞と戦争――イベントは過熱する」より
ワカランソング/平和東京行進曲
父の年譜から
おわりに 七十四歳と七十五歳のふたり 信州で語る
ラフカディオ・ハーンの指輪のことなど――あとがきに代えて 西條八峯 |
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