|
|
|
|
■内容説明
「耳からの読書としてのストーリーテリング」を通して、本と子どもをつなぎ、子どもも大人もともに育つことをめざし、真摯に歩み続ける著者の実践記録。「語ることへのわたしたちの意欲をかきたててくれる応援歌」(東京子ども図書館名誉館長 松岡享子)
|
■目次
「おはなし通信」が育てた喜び 東京子ども図書館名誉理事長 松岡享子
T 簡潔に(Simply)
一号―待ちに待った北図書館での定例お話会/講座の中で/お話会のご案内
二号―「継続は力なり」を信じて/講座の中で
三号―赤ちゃんからお年寄りまで/「じぶんじぶんで、それぞれ、におうたところに……」
四号―おはなしの魔法/お話を、十分自分のものにしてから
五号―「悪魔とその弟子」を語りながら/「学級崩壊?」の教室でお話を届ける
六号―「みるなのくら」/子どもたちはやっぱりお話が好き!!
七号―「春待ちおはなし会」/お話会のご案内
八号―「こすずめのぼうけん」/自己嫌悪におちいりながら/わらべうた
九号―「子もり歌の知らせ」/新年度を迎えて
一〇号―聞き手の目を見て/ある幼稚園で
一一号―方言で語る
一二号―北図書館でのお話会/若いお母さん方と
一三号―「残酷なお話は」というけれど/こわいおはなし大会
一四号―夏休みの合宿を終えて/「かえるの王さま」/秋の読書週間を前に
一五号―子どもが求めているものを/「風の神と子ども」/手遊び、わらべうた
一六号―『こどもとしょかん』
一七号―お話を長く語っていると……/わらべうた かぞえうた
一八号―遊佐、酒田をたずねて/「ハヒフペポ」
一九号―さあ、今年も元気を出して
二〇号―児童館でのお話会/お話と手遊び、わらべうた
二一号―はじめが肝心/「しずくの会」について
二二号―異次元の世界へ/「まりーちゃんとひつじ」
二三号―石井桃子さんの作品を語って/語るたびに、あの世界へ行ける! でも……
二四号―朗読とお話(ストーリーテリング)の違い
二五号―津おはなしの会「マザー・グース」発足二〇年を迎えて
二六号―お話を選ぶとき/イメージを膨らませて
二七号―お話会は仲間と一緒に/近所の保育園で
二八号―近所の保育園で(二)/わらべうた、ことばあそびうた、詩
二九号―耳で聞いて心地よく/お話は“信じる”ことから始まる
三〇号―東京子ども図書館を訪ねて/その人らしいお話
三一号―「北風に会いにいった少年」/見えるものの助けを借りずに
三二号―児童館でのお話会で/「ルンペルシュティルツヘン」を語って
三三号―キャラクターをつかんで/ごく自然な感情の発露/新聞記者の取材を受けて
三四号―読書会/子どもはお話を聞くだろうか/本はなくても
三五号―子どもと読書を結ぶには/「北風に会いにいった少年」(二)
三六号―台本と付き合う
三七号―小学校でのお話会/お話会のお知らせ
三八号―一年間を振り返って/「かつら文庫の五〇年」記念の集いに参加して
三九号―「おばあさんのいす」に座る/お話会にきてください
四〇号―東京子ども図書館でのお話会/聞き手の人数によって
四一号―家庭でのお話と図書館でのお話/保育園でお話をして
四二号―おもてなしの心でお話会を
四三号―大失敗の「おばあさんのいす」/記録を活かす
四四号―今年も合宿を楽しみました/お話会のご案内
四五号―ストーリーテリングだけのプログラム/さわやかな秋を迎えて
四六号―よい聞き手になろう/勉強会の持ち方
四七号―ほんとうにあったこととして/説明をどこまでするか/菊山佳代子さんの死を悼む
四八号―なぜ「おはなし」をするのか/本を子どもに手渡す/児童館でのお話会その後
四九号―保育園、幼稚園でのお話会
五〇号―小学校でのお話会/うれしい悲鳴
五一号―絵本もお話もおなじ/幼児がお話の世界へ入るとき/保育園の卒園式で
五二号―お話の色・柄を意識して/何も見せないで
五三号―学童保育所で「小石投げの名人タオ・カム」を語る/一〇回目を迎えた「しずくの会」
五四号―勉強会でプログラムの立て方を/鶴舞中央図書館でのお話会
五五号―「おばあさんのいす」からおりて/子どもの声に耳を傾ける
五六号―常にイメージしながら/プログラムをたてるとき
五七号―心に残ったお話、心に残ったお話会/ボランティア交流会の話し合いの中で
五八号――聴覚的イメージ/大人向けのお話会よりも
五九号―「ストーリーテリングはおもしろくない」/「ストーリーテリングのお話会はくつろげない」
六〇号―『ことばの贈りもの』のなかから/『おはなし通信』を通して
U ゆっくり(Slowly)
六一号―絵画を鑑賞しながら/「のみこみとっつあ」/近況など
六二号―「てぶくろ」を語って/わらべうたを歌おう
六三号―「清潔な語り方」/一年間の活動をまとめよう/「ふくぎ」
六四号―東京子ども図書館へ/石井桃子展へ/あるお話会で
六五号―山形でのお話会/心地よいテンポとリズム/「おやまに あめが ふりました」
六六号―ストーリーテリングの講座/お話のイメージ/お話会の後で
六七号―よい聞き手を育てる/お話会を成功させるために
六八号―夏休みの体験から
六九号―梨/「なら梨とり」
七〇号―「三枚のお札」と「マーシャとくま」/お話の中の擬音/三浦哲郎の作品から
七一号―仕分け?/「アナンシと五」
七二号―お話の中の歌/お話会のご案内
七三号―ストーリーテリングは環境を整えてから/最近の経験から
七四号―「まめたろう」を語る/久しぶりでお話を覚える
七五号―どうかご無事で/中学校でのお話会
七六号―その後いかがでしょうか/こんなときだからこそお話を
七七号―「おいしいおかゆ」談義/新学期を迎えて
七八号―学童保育所でのお話会/東京子ども図書館「三・一一からの出発」のご紹介
七九号―「おおきなかぶ」/今、図書館で感じていること
八〇号―ふたたび「なら梨とり」について/家庭文庫主催のお話会
八一号―「三・一一からの出発」お話会/「津市おはなしグループ連絡会」/質問の中から
八二号―接続詞と「間」を大切に
八三号―この秋もおはなし三昧/井の中の蛙にならないように
八四号―「ついでにペロリ」/後に引き継ぐ
八五号―うれしかったこと/「屋根がチーズでできた家」/年賀状の中から
八六号―「金いろとさかのおんどり」/喫茶店でのお話会/「春待ちおはなし会」
八七号―保育園でのお話会/図書館でのお話会
八八号―聞き手にあったお話を/バスガイドさんの語りに魅せられて
八九号―松岡先生の喜寿をお祝いして/お話の講座の中で/今年もブナの森でお話会を
九〇号―「日本口承文芸学会」で/方言で語る/『わたしのわらべうた』
九一号―聞き手の座る場所/子どもと一緒にお話を聞くときに
九二号―楽しかった合宿/乳幼児向けのお話会
九三号―乳幼児向けのお話会(二)
九四号―陸前高田の友人を訪ねて/よい聞き手に恵まれて
九五号―お話の結末/図書館でのボランティアの立場
九六号―今年も終わり/声がでなぁーい!/耳に残るお話の中の一節
九七号―話し言葉と書き言葉/おかあさんのおひざで
九八号―「尻尾の釣」を語りながら
九九号―「ふしぎなたいこ」/「尻尾の釣」その後
一〇〇号―『おはなし通信一〇〇号』を迎えて
V 誠実に(Sincerely)
一〇一号―図書館でより多くの子どもたちにお話を
一〇二号―年度の変わり目に/お話の前置き/「三銅貨の話」から
一〇三号―どう表現したらよいか/お話の勉強会/図書館でのお話会はボランティア任せでなく
一〇四号―「ラプンツェル」を語って/年齢にあったお話を
一〇五号―夏のお話会
一〇六号―静けさと落ち着き/ストーリーテリングだけのお話会
一〇七号―「王子さまの耳は、ロバの耳」/図書館により多くの子どもたちを
一〇八号―保育園のお話会で/図書館のお話会で/「ストーリーテラー」
一〇九号―今年うれしかったこと(一)/今年うれしかったこと(二)/子どもの手本となる
一一〇号―お話を聞き、語ることの幸せ/「山の上の火」
一一一号―「マロースじいさん」/「てぶくろ」を語って/ボランティアグループの交流会で
一一二号―宇部市でのお話会/ふたたび「てぶくろ」について/情報を提供しましょう
一一三号―お話の中に出てくる言葉使いについて/図書館でのお話会
一一四号―平塚ミヨさんをお迎えして/「こぶじいさま」を語って/ある学童保育所で
一一五号―お話を始めるとき/テレビでもラジオでも伝えられない
一一六号―日本の昔話/声をしっかり届ける/お話は「アナログ」の世界
一一七号―一〇〇回記念のお話会/他のグループと共同のお話会
一一八号―お話会のプログラムを立てる
一一九号―図書館でのお話会、その後/新たに小学校でお話会を始める
一二〇号―繰り返し語る/「ジーニと魔法使い」
一二一号―日本で暮らす日系ブラジル人の子どもたちに/テキストの通りに語る?
一二二号―「三つのS」/「心を開いて」/「一つ火鉢で」
一二三号―世の中へ出て行く時/「落語を聞いているようだ」
一二四号―小野和子さんをお招きして/「よく聞く子ばかりでうらやましい」
一二五号―「わらべうた」と「手遊び」/季節を感じる
一二六号―「子ども読書の日」記念行事/「不幸な星の下の娘」/美しい自然に触れて
一二七号―目は口ほどにものを言う/一宮ストーリーテリングの会「おはなしぽけっと」
一二八号―子どもの聞き方をよく見て/語り方にはいろいろあっていい
一二九号―小学校で何を語るか/二つの合宿を終えて
一三〇号―基本的信頼関係/図書館発の話題
一三一号―視覚障がい者が語る/子ども向けのお話会を見学したい/聞き手に届かないお話
一三二号―「語り方はいろいろ……」というけれど/ある試み
一三三号―細かいことが気になる/子どもたちはお話が好き
一三四号―年の初めに/平凡に語る/「ホットケーキ」を語って
一三五号―「書き言葉」で語る
一三六号―「春待ちおはなし会」での反省
一三七号―図書館とボランティアと学校と/児童図書部門における司書の役割
一三八号―保育園のお話会で/詩をくちずさむ
一三九号―新緑の中で「てぶくろ」を語る/子どもたちはお話を聞きたがっている
一四〇号―入院の経験から
一四一号―会の基本に立ち帰って/ある保育園で
一四二号―耳に心地よく、口にしやすい言葉/赤ちゃんにやさしい声がけを
一四三号―新聞記事から/「小判の虫干し」/ある講習会で
一四四号―あるお話会で/感性を磨く
一四五号―「三重県おはなし交流会」で/「世界でいちばんきれいな声」
一四六号―むかし出会った言葉に/「に」と「を」では大違い/六人の孫と電話で
一四七号―「十二のつきのおくりもの」/「ホレおばさん」
一四八号―図書館での光景から/「春待ちおはなし会」で
一四九号―最近の経験から
一五〇号―『おはなし通信』の終刊にあたって
引用および参考文献
下澤いづみ お話のリスト
あとがき |
|
|