|
|
|
|
■内容説明
誰のためのメディアか――。私たちがアイデンティティを回復し、公平な世の中を創りだすコミュニケーションは何か。勃興から成熟へと向かう〈市民メディア〉の転換期に、多様さを喪失したメディア回復の可能性を探る。
|
■目次
T あふれ出す〈私〉の表現
1『自己表現』と『違法行為』の境界線
『落書き』と『グラフィティ』をめぐって 立石尚史
2〈他者〉を開くドキュメンタリーの力―映像の「深み」を味わう 島内駿
3 カフェ放送とコミュニケーション再生の可能性―映像コミュニケーション「てれれ」 松谷雪如 魚住真司
U 市民メディアの拠点をもとめて
4 放送するマイノリティ―「放送」の開放がもたらすもの 加藤一志
5 市民の情報発信とコミュニティ放送―京都コミュニティ放送のパブリック・アクセス 岩元萌 松浦希
6 市民テレビ局の成立とNPOの役割―「チャンネルDaichi」の試行 久本真一
7 パブリック・アクセス環境の課題―ケーブルテレビ市民番組全国調査から 金京煥
V メディア制度の再編成にむかって
8 カナダのメディアと多文化主義 新川淳一郎
9 米国パブリック・アクセスの伝統とその現在 魚住真司
10 メディア主体としての市民運動の形成―市民メディア・ネットワークの誕生前史 津田正夫
おわりに
日本の市民メディア運動略史
執筆者紹介 |
|
|