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アリーナ2010 Vol.10
特集「歴史と記憶・戦後日本」

著者: 中部大学総合学術研究院 編

本体価格: \2,000(税別)
サイズ: B5判 478頁
ISBN: 4-8331-4084-3
発行年月: 2010年12月刊

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■目次

〈口絵〉ゲルゲイ・レイカ
   ロレーヌ・ギルロイ

●特集
歴史と記憶・戦後日本
巻頭言 歴史認識と記憶についての随想◎小島 亮
現代史における時間感覚
 ─事件・歴史家・読者の間の対話における距離◎塩川伸明
パンクラートヴァとタルレ ─スターリン期のソ連を生きた
 二人の歴史家の生涯◎立石洋子
アフガニスタン報道戦記 ─この目で見たソ連支配時代
◎高山 智
歴史学の終焉─制度的歴史学の崩壊によせて◎小島 亮
▼敗戦と焦土からの再出発 Tokyo 1945 写真集
─故マッカーシー教授の撮った戦後直後の東京─
解説 マッカーシー写真集─歴史の底流の証言◎三浦陽一
解説 故マッカーシー教授コレクション
 ─中部大学とオハイオ大学の交流から◎石鍋美智子
戦後日本と埴谷雄高『死霊』 ―五章「夢魔の世界」から九章
 「《虚体》論―大宇宙の夢」へ◎ 
柄谷行人を読む◎田口富久治 
戦後日本の転換点 ─安全保障問題を中心に◎山口昭和
古都の占領 ―占領期研究序論◎西川祐子
川島武宜と宮本常一
─川島法社会学における「事実」と調査◎矢野達雄
いま、リブとしてあれることとは・覚書◎村上 潔
榎美沙子と中ピ連 ─一九七〇年代女性解放運動史の再検討のために◎田中美妃
▼座談会 論争社の時代─幻の出版社、星の時間へ
 大池文雄/高橋行雄/粕谷一希
 小松史生子/開米 潤/小島 亮

●Interface
星と動物 獣帯(黄道12宮)の牡羊・牡牛・双子
 ―アラブ・イスラム世界のフォークロア◎堀内 勝
アジャンター石窟寺院における壁画保存事業の意義
 ◎福山泰子
●portfolio
〈1〉文化と学問
ぶらんこの話◎加藤秀俊
積極福祉の可能性 ─デンマーク社会研究への視点◎小池直人
吃音者の花がたり ─サハリン・エピローグ◎ハナヌスビト
趣味は、落語と看護◎松田麗子
「五大思想」と芭蕉◎岡本 聡
教師と学生の関係について◎小野木芳伸
スポーツ通訳として
 ─名古屋グランパスでのセルビア語通訳奮闘記◎栃井裕美
グローバルな食材、「ムール貝」をめぐって◎中村設子

〈2〉日本社会の再考のために
景気動向と不況期の企業経営◎小野桂之介
名張毒ぶどう酒事件(一九六一年)の真実 ─いまだ解決せざる戦後
 日本最大級の冤罪について訴える◎稲生昌三
二一世紀日本に社会主義、あるいは共産主義は生き残りうるか◎宮地健一
大学図書館の開館時間に関する研究◎内田 良
「海を見ていたジョニー」の視線の彼方◎岩間優希
●名古屋を読む
寺子屋の授業料 ─愛知県『維新前寺子屋、手習師匠、郷学校、私学校の調査』より ◎丹羽健夫
戦争を学ぶために ─名古屋周辺の平和施設 ◎大東 仁

●自著を語る
『天武の夢はるか 尾・参・濃・信の古代史誌』◎野原敏雄
『国語派生語の語構成論的研究』◎蜂矢真郷 
『『百科全書』と世界図絵』◎鷲見洋一

●新刊旧刊
『踏査報告 窮乏の農村』(猪俣津南雄 著)◎影浦順子
『戦後日本政治学史』(田口富久治 著)◎竹川慎吾
『アメリカ・フェミニズムの社会史』(有賀夏紀 著)◎有泉芙美代
*口絵の作家紹介 ロレーヌ・ギルロイ
編集後記
 
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