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■内容説明
「移民文学」から「世界文学」へ。ゆらぎ、きしみに苦悩しながら「世界文学」へと飛翔する異郷者のパトス。『アラブ・フランコフォニーと越境の文学』『フォークナーの『寓話』と越境』『多和田葉子の鳥類学』等、新たなる文学言語創造への挑戦をとらえた先駆的論考。〈名古屋市立大学 人間文化研究叢書〉
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■目次
はじめに
アラブ ・ フランコフォニーと越境の文学
――アルジェリア・レバノン・エジプト 鵜戸 聡
グリッサン、フォークナー、サン=ジョン ・ ペルス
――ポストプランテーション文学論の試み 中村隆之
フォークナーの『寓話』と越境 田中敬子
アメリカ合衆国スロヴァキア系集団の祝祭 山本明代
多和田葉子の鳥類学 谷口幸代
わたしの語り、わたしたちの語り
――ドイツ連邦共和国において一九八〇年代に書かれたポーランド語文学を通して 井上暁子
異彩のダイヤモンド
――E ・ S ・ エツダマの作品における異化効果 レオポルト ・ フェダマイアー(翻訳夜陣素子)
「移民文学」から「世界文学」へ
――二つのシンポジウムを中心に 土屋勝彦 |
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