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■内容説明
「核兵器からの自由」を手に入れるため構想された地域的軍縮措置としての〈非核地帯〉。冷戦期におけるその始まりから、その後の拡大と展開を追い、核の存在する現実と向き合う方途を探る。
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■目次
はじめに
略語一覧
プロローグ ─核兵器の脅威を目前にして
第1章 非核地帯とは何か
核兵器の登場
広島・長崎への原爆投下と世界情勢の変化
個人が核兵器を所有する?
非核地帯は核なき世界への第一歩?
非核地帯の構成要素
(a)核兵器の完全な不存在
(b)検証制度(NPT・IAEAとの関連で)
(c)消極的安全保証
(d)地域別構成要素
コラム NPTとは?
第2章 非核地帯の誕生─トラテロルコ条約誕生秘話─
キューバ危機とラテンアメリカ諸国
メキシコ凄腕外交官の登場
米国の介入
初の非核地帯の誕生─誕生の意義
コラム 国連と軍縮
第3章 非核地帯は本当に役に立つのか
─非核地帯の真の役割とは─
核兵器の非人道性
ブラジルが核開発に固執した理由
ブラジルによる電力政策の転換
対人地雷禁止レジームの形成
非核地帯とNPT-IAEA体制
コラム IAEAの役割/核兵器禁止条約
第4章 非核地帯の拡大と深化
冷戦期の非核地帯
ポスト冷戦期の非核地帯
(a) 東南アジア非核兵器地帯条約(バンコク条約)
(b) アフリカ非核兵器地帯条約(ペリンダバ条約)
(c) 中央アジア非核兵器地帯条約(セミパラチンスク条約)
構想段階の非核地帯
非核地帯の残された課題
コラム 非核地帯の運用体系
エピローグ
あとがき
年 表
参考文献・資料 |
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