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■内容説明
諸国を旅し、土地の有力者と交流、情報交換を行う俳人・松尾芭蕉は、藤堂家に仕える“忍者”であった──。これまでの「芭蕉忍者説」を検証、その旅の足跡をきめ細かにたどりながら、俳諧師・芭蕉のもう一つの顔を見る。
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■目次
はじめに
第1章 芭蕉忍者説に関する研究史
第2章 茂住宗貞の資産と幕府の探索をめぐって
第1節 茂住宗貞はどこから来たか
第2節 茂住宗貞はいつ高山を離れたか
第3節 敦賀移住後の茂住宗貞と息打它公軌の米問屋をつなぐもの
第4節 茂住宗貞の子打它公軌の資産が窺えるもの
第5節 茂住宗貞の子孫と老中土屋政直の周辺─資金の逃避と幕府の追跡
第3章 歌枕小黒崎をめぐって
第4章 芭蕉と藤堂家をめぐって
第1節 芭蕉の藤堂家致仕をめぐって
第2節 芭蕉と牡丹
第3節 神宮文庫蔵『和歌名所追考』と『笈の小文』
第5章 『おくのほそ道』の旅と幕府との接点
終わりに
参考文献一覧 |
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