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■内容説明
体育・スポーツが、再び軍事の論理に踊らされ、心身そのものを国家に持っていかれないために、いま、可児徳に学ぶ。NHK大河ドラマ「いだてん」の登場人物・可児徳の生涯を明らかにする初の評伝。
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■目次
はじめに
一 ゆらぐ時代 体育・スポーツは誰のために?
(一)学び、体育の教員になろう
岐阜県恵那郡に生まれる
岐阜県恵那郡の小学校に通う
岐阜県斐太尋常中学校に通う
日本体育会体操練習所に入学する
文部省施行教員検定試験を受験する
(二)坪井玄道と出会う
高等師範学校の教員になる
著書を出す
日本遊戯調査会の設立に関わる
(三)学校の体育を如何にするか
体操遊戯取調委員会の委員として
普通体操及兵式体操調査会の委員として
二 体育・スポーツに求められるもの
(一)体育教員論や体育論を展開する
体育教員論 読書をして自らを磨こう
日本とアメリカの体育比較論 留学先のアメリカで目にしたもの
遊戯論 児童を児童として教育せよ
体育教育内容論 美しさと欧米のスポーツのススメ
女子体育論 姿勢良く、スタイルを良くするためには
(二)しのびよる戦争のための体育に対峙する
永井道明との論争
軍事体育論の台頭によって
三 女子の体育教育の可能性
(一)女子の体育教員が足りない
(二)女子が体育教員になるためには
私立東京女子体操音楽学校
日本体育会体操学校女子部
女子高等師範学校国語体操専修科
二階堂体操塾
(三)女子が体育教員になるための学校をつくる
中京高等女学校家事体操専攻科
国華高等女学校
おわりに
参考文献
附録1 可児徳年譜
附録2 可児徳の著書・記事一覧
附録3 1936(昭和11)年の中京高等女学校学則(専攻科)
附録4 1923(大正12)年の国華高等女学校学則
附録5 1934(昭和9)年の国華家政女学校学則 |
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