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■内容説明
心に、ことばの花を添えて――。季節に咲く花に託した、あの頃のあなたへの思い。木版画と文でつづった珠玉のエッセイ集。
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■目次
すてきなことのはじまり
七つの水仙
万両万感
千両の庭
幸せはこべ
木瓜あざやか
竹藪壕
あっふきのとう
春じゃ侘助
福福寿草
大家蝋梅
三色菫なかよし
雀南天
光琳紅白梅
菜の花畠に
海椿
沈丁花密か
馬酔木小雨
竜の髭竜の眼
猫柳河原
片栗ぐるぐる
春の雪柳
大犬の陰嚢の土手
早春浅黄水仙
桃は桃色
春蘭の風
青木瑞樹
山路菫
水芭蕉の花が
白木蓮通り
豌豆の空
櫻守
木蓮の家
雛芥子の空き地
山吹息吹
咲いた牡丹百合
花梨娘
みちくさ蓮華草
茱萸早春
躑躅目眩
牡丹夢想
若菖蒲
著莪黒塀
藤ゆれる
そっと母子草
占い木春菊
鉄線走る
苧環の想い
杜若強く美しく
鈴蘭少女
角芽芍薬
蒼梅小雨
紫陽花記念日
遠い薊
擬宝珠嫁入り
十字十薬
大山蓮華ほほえむ
梔子の伝言
山桃収穫祭
そして忘れ草
桜ん坊便
露草の朝
小百合野
ほっほっ蛍袋
夏椿刺す
金魚な石榴
睡蓮の光
凌霄花降る
薔薇の記憶
夾竹桃染まる
鷺草翔ぶ
利休朝顔
鬼百合舞う
蓮醒めやらず
酸漿提灯
夏の百日草
向日葵少年
木槿坂
たそがれ白粉花
千日紅の夏
擬黄蜀葵
桔梗風船
松虫草鳴く
哀酔芙蓉
車輪梅の浜辺
野菊の径
撫子何処
竜胆ヶ原
岸辺の葛
彼岸花の土手
芒原
金木犀芳香
茶の木畠
秋桜の野辺
小紫小紫
一本柿
母想う吾亦紅
通草の沢
烏瓜夕陽
萩こぼれる
友想眉刷毛万年青
不如帰彼方
女郎花の坂
貴船優し
八手天狗
小春石蕗
鈴掛の空
極楽鳥飛翔
花水木並木
山茶花咲いた
椿恋し寒椿
榊玉串
宿り木の頃
命篝火草
枇杷温もり
猩々木赤い
葉牡丹の日 |
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