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■内容説明
アートを生みだし、育んだ創造性の源はなにか。中部美術シーンをめぐるさまざまな人、出来事、そして事件から。
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■目次
はじめに──豊かな地域文化展望
名古屋の画廊と現代美術──馬場駿吉
桜画廊 若手起用 成長見守る
サカエ画廊 駒井版画にほれ込む
アキライケダギャラリー 最先端作家の紹介に情熱
ギャラリーたかぎ 「天命反転地」実現に尽力
ギャルリー・ユマニテ 抑留描いた画家紹介
白土舎 作品の持つ魂を仲介
表現の現場から──拝戸雅彦
美術館の限界 「最新で最良」 館外に
斉と公平太 万能人 キャラも研究も
ギャラリーHAM 神野公男 知る語る そして酔う
+ギャラリー 国を超え独自の活動
渡辺英司と本 印刷物も展示空間に
長者町と延藤安弘 街と関わる実験
まちと出会う 原点に“歩くアート”
街なかでの展示 象徴的な重さ感じた
佐藤史郎と「額」 美術「仲介者」の自負
栗本百合子 時間戻すような展示
お宝は街中に 日常に関心を持とう
芸術を育む場──栗田秀法
初期の洋画教育 正確さ・緻密さの養成
研究所の設立 講習会や展覧会開催
旭丘高校の教育 人材を輩出し、振興をけん引
芸術大学の設置 地域文化向上の要
芸術大学の教育 教授陣に大家が続々
卒業生の活躍 創作、教育に存在感
名古屋芸術大学 他分野、地域と連携
名古屋造形大 病院との連携で貢献
愛知教育大学 美術教育の担い手を輩出
学芸員養成 アートの現場を支える
今の環境 「生きる力」再認識を
公共空間と芸術──高橋綾子
青年像 伸びゆく都市」を象徴
モザイク壁画 「優しく静か」調和の美
岡本太郎 大衆化、強く意識
イサム・ノグチ 庭こそ彫刻そのもの
鈴木昭男 世界各地で音のアート
長良川アンデパンダン 前衛作家が地方に集結
岩田信市 選挙で追求した正義感
野水信 次世代の活動を刺激
愛知・碧南市と小田襄 まちづくりは熱意の象徴
川俣正 共同作業で自立促す
ナデガタインスタントパーティー 他者、地域を巻き込む
作家と画廊、寄り添う──中山真一
労苦をともに 作家と画廊─深い愛情が芽生える
近代洋画の歩み 三たびのイノベーションを実現
久野真 現代美術のリーダー
庄司達 桜画廊とともに
国島征二 二つの画廊をディレクション
久野利博 制作と画廊運営と
岩田信市 ポップアートの精神、貫く
森岡完介 ギャラリー運営にも才気
赤瀬川原平 ライカ同盟、名古屋で
小島久弥 みずからギャラリーを経営
土と紡ぐ物語──佐藤一信
瀬戸の水打 圧倒的な陶芸の材料
愛知の原風景 やきもの創造の起源
やきものと賢治 空想と地続きの関係
木節の特性 岡本太郎も意識?
加藤唐九郎 桃山陶に生涯をかける
モザイクタイル 岐阜・笠原の象徴
タイル・陶壁プロジェクト 記録にまとめ記憶に残す
愛知県児童総合センター 気づきに満ちた体験
盲学校児童らの作品 陶芸が育む自分らしさ
地域の力 作家を育む豊かな環境
あいちトリエンナーレ2019
ジェンダー平等──笠木日南子
襲い来る重い現実
感じる明日への光
木を見て森を観ず──武藤隆
全体像を心でイメージ
「現在」に気づかされる
見えないものが見える──島敦彦
刺激的なPA作品、続々
「情の時代」に寛容さを
不自由展に出品して──岡本光博
「悪役」は成熟した社会の証し
本当の闘いはこれから
隠れた問題点──小田原のどか
男女同数、予算の不均衡は明白
作品展示、現場の声に耳を傾けて
愛と涙の話──ホンマエリ(キュンチョメ)
声明文よりも大切なもの 忘れない
向き合うべきは、沈黙の中にある愛
称賛と批判──田中功起
男女平等の実現
大きな問題にそらされる
アートの役割──小泉明郎
公共性とは──「不快」の中に平和の種
天皇関連作品──批判の自由の承継を
「中立」を疑う──創造する力育む場に
美術を記録する──副田一穂
アーカイブ 雑多な資料は宝の山
何を保存 素材や表現が多様化
保存と公開 鑑賞体験がより多様に
ウェブサイト 公開情報に館の特色
展示品の撮影 許可する流れ広がる
図録 半永久的に見る装置
デジタル画像 便利な半面、危うさも
ミュージアムとSNS 議論を通じ、鑑賞をより良く
災害とアーカイブ 館蔵品情報の外部保管
ウェブで公開 休館中も存在意義
座談会 表現の場、多様に見つめて
あとがき
■訂正とお詫び
本書に下記の誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
●136頁 写真説明文
(誤)喜楽亭を会場としたホー・ツーニェン「旅館アポリア」(部分)Photo:Takeshi Hirabayashi, 愛知県豊田市で(あいちトリエンナーレ実行委員会提供)
(正)長者町繊維卸会館でのナウィン・ラワンチャイクンの作品 |
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