|
|
|
|
■内容説明
「はつなつの芝生のうへに右利きの恋人ばかりゐるつまらなさ」 「山手線二駅を共に帰るためサボテンに水をやりながら待つ」 「野あざみのごとく額をかがやかせ泣き叫びたる十歳の夏」 自在な文体でのびやかな歌世界を創出する新鋭歌人・待望の第一歌集。 栞:水原紫苑、岡井隆
|
■目次
T
砂の降る教室
四月
はるからなつ
風の吹いた日
スキップ
ロマネスク
文化祭にて
竹降る
死びと住む夏
U
放課後の蛙 〜アール・ヌーボー展
ふるさと
たしか、その夏
100m
席替への朝
はぷすぶるぐ、
約束
春の本能
受験生だつた
動物園の夢
貧血は季語
完全茸狩りマニュアル
V
もみぢ
A町商店街
(なべのふた泥棒に捧ぐ)
だぶだぶ
点滅
似たもの師弟
風の吹いた日・裏
公園墓地の雪
茨海書店店主と出会ふ
つづく
あとがき |
■書評・紹介記事
「東郷雄二のホームページ」(「今週の短歌」欄)
http://lapin.ic.h.kyoto-u.ac.jp/togo.html
「奥村晃作短歌ワールド」(「オクムラ掲示板」)
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kosakuok/
椎木英輔「短歌と友人」(「ご恵贈戴いた歌集」欄)
http://ww2.ctt.ne.jp/~ranpanun/ |
|
|