|
|
|
|
■内容説明
現代の「国民病」とも言える腰痛。腰の椎間板ヘルニアに悩まされる人は数多い。ヘルニアがなぜ起こり、どんな症状で、どうすれば改善できるのかを、誰にでも理解できるようにやさしく解説した待望の書。あなたの腰痛と正しく向き合うために!
|
■目次
口絵 MRIとは何か
はじめに
第1章 腰の痛みについて
1 腰とはどこですか
2 なぜ痛いのですか、痛みのメカニズムは?
3 腰痛の原因はどこですか
4 腰痛の発生する部位は
5 足のつけね(鼡徑部)の痛みはどこからくるのでしょうか
6 腰痛の予防は
7 腰痛体操をしたら治りますか?
8 痛い時はどうしますか
9 痛みをとるには
10 家でできること
11 病院ですること
12 小中学生の腰痛
13 痛みの表現、程度の伝え方
14 運動をしないと腰はどうなりますか
15 腰の筋肉を鍛える方法、腰痛体操の仕方
16 夜間腰が痛くて目が覚めるのはどうしてですか。
朝方も腰が痛いんですが?
第2章 腰椎椎間板ヘルニアについて
1 ヘルニアとは何ですか、何のことですか
2 ヘルニアは火山?
3 ヘルニアの出る場所は
4 ヘルニアの症状は
5 レントゲンでわかることは
6 ヘルニアのわかる写真は
7 びっこをひくわけは
8 足が痛いのはどこが悪いのですか
9 お尻が痛いのはどこが悪いのですか
10 腰が立たなくなる理由は
11 足がシビレるのは
12 椎間板ヘルニアの出る(膨隆する)位置と方向と症状
13 椎間板ヘルニアが治ったかどうかの評価は何で(どんな方法で)しますか?
14 腰痛治療成績判定基準とは何ですか
15 椎間板ヘルニアに対する注射療法
16 ヘルニアの再発症状
17 ヘルニアの再発はなおせますか
18 ヘルニアの再発の病態、治療、手術
19 ヘルニアは遺伝しますか
20 急に出た正中の巨大ヘルニアはどうしますか
21 腰椎椎間板ヘルニアの予防〜どうしたら腰痛は防げますか
第3章 シビレについて
1 シビレとは何ですか
2 シビレはどうしておこりますか
3 シビレの原因は
4 シビレは治りますか
5 シビレや痛みの走る方向は
第4章 診察法について
1 足をあげるのはなぜですか、何がわかりますか
2 足をあげると痛いわけは
3 つま先立ち、かかと立ち
4 足の親指(母趾)の力を測る方法
5 足の親指の力を測るわけは
6 おしっこが出にくくなるのは
7 足を叩くと、とび上がるのは
第5章 ヘルニアの画像の読み方など
1 単純のX線像
2 コンピューターによる横断像(CT)
3 磁気共鳴画像(MRI)
4 脊髄造影像(ミエログラフィー)
5 ミエログラフィー後のCT(CTM)
6 椎間板造影像(ディスコグラフィー)
7 椎間板造影後のCT(CTD)
8 神経根造影像(ラディキュログラフィー radiculography)
9 硬膜外造影像(ペリドログラフィー)
10 ヘルニア直接注射後の像(ヘル注像)
11 骨のかけらとヘルニア(辺縁偶角分離症に伴うヘルニア)
12 腰椎分離症とヘルニア
13 椎間板終板のくぼみ(シュモール結節)とヘルニア
14 メタボリックな体(肥満)とヘルニア
15 スポーツ選手と腰椎椎間板ヘルニア
第6章 腰痛をひきおこす原因の病気は
1 ギックリ腰(急性腰痛症)
2 腰椎椎間板ヘルニア
3 背骨(脊椎)の骨折、圧迫骨折、破裂骨折、横突起骨折
4 腰椎すべり症
5 腰椎分離症
6 腰椎分離すべり症
7 腰部脊柱管狭窄症
8 筋、筋膜性の腰痛
9 背骨(脊椎)の腫瘍
10 脊髄(神経)の腫瘍
11 変形性脊椎症
12 骨粗鬆症
13 脊椎の炎症
14 脊椎カリエス
15 胸椎黄色靭帯骨化症
16 脊柱側弯症
17 内臓からの腰痛症
18 腰椎椎間関節症(腰椎ストレイン)
19 梨状筋症候群(坐骨神経絞扼症)
20 仙腸関節炎(症)
21 腰痛外来の実態
第7章 手術以外の治療方法について
1 なぜ骨盤をけん引しますか、けん引するとどうなりますか
2 けん引で効かないときは
3 なぜ温めますか
4 どういう時に温めますか
5 なぜ冷やしますか、どういう時に冷やしますか
6 温めるのか冷やすのかどちらが良いですか
7 痛い時腰がのびないわけは
8 硬膜外造影、硬膜外ブロック
9 椎間板造影、椎間板内注射療法
10 神経根造影、神経根(ルート)ブロック
11 ヘルニア押し出し法とは
12 ヘルニア押し出し法は安全ですか
13 ヘルニア注射とは何ですか
14 ヘルニア注射は安全ですか
15 脊髄造影、ミエログラフィーの歴史
16 ステロイドの注入
17 ステロイド注入後の副作用は?
18 キモパパインて何ですか?
19 コンドロイチナーゼABC
20 わけのわからない腰痛には第2腰椎(L2)の神経根ブロックが効くことも
第8章 手術について
1 どんなときに手術になりますか
2 どんな手術をしますか
3 手術は大変ですか、大丈夫ですか
4 手術では何日ねていますか
5 つきそいは必要ですか
6 いくらかかりますか
7 何日入院しますか
8 手術後はどうなりますか、退院日は?
9 コルセットはつけますか
10 どんなコルセットをつけますか
11 通院日は
12 コルセットはいつまでつけますか
13 寝ている時もつけますか
14 風呂はいつから入れますか
15 セックスはいつから可能ですか
16 運動はいつからしてもよいのですか
―歩くのは、走るのは、水泳は、スポーツは―
17 いつになったら働けますか
18 再発はしますか
19 また手術をしなければならない時は?
20 手術をすることによって受けるダメージは?
21 家族が気をつけなければならないことは?
第9章 ヘルニアの手術方法について
1 経皮的椎間板髄核摘出術
2 Love法(椎間板髄核摘出術)
3 部分的椎弓切除術(開窓術)
4 椎弓切除術
5 椎弓切除、神経除圧(ヘルニア切除)、椎弓形成術
6 後側方からの脊椎固定術(PLIF)、インスツルメントを用いた手術
7 椎間関節固定術
8 再発ヘルニアの手術方法
9 叩きん棒とは何ですか
10 ヘルニアの手術のコツ
11 人工椎間板はできましたか
第10章 手術の合併症
1 死亡事故
2 神経根の引き抜き損傷
3 肺の塞栓症
4 脳の塞栓症
5 血管の塞栓症
6 手術をする椎間板レベルのあやまち
7 神経の障害
8 手術後の血腫による神経麻痺
9 インスツルメントによる神経の障害
10 術後感染症
11 硬膜損傷、脊髄液のもれ
第11章 椎間板の科学
1 椎間板の構造
2 椎間板を作っているもの
3 椎間板の微細構造
4 椎間板のメカニズム
5 正常の椎間板
6 椎間板の年齢による変化
7 椎間板の中(内)の圧力
8 高齢者の椎間板
第12章 ヘルニアの自然経過(椎間板の一生、変性過程)
1 ギックリ腰
2 小さいヘルニアから大きなヘルニアへ
3 ヘルニアの消失
4 脊柱管狭窄状態
5 高齢者の腰部脊柱管狭窄症に伴うヘルニア
6 分離すべり症に伴うヘルニア
第13章 坐骨神経を引っぱるテスト(Tension sign)のいろいろ
1 足を挙げるテスト(ラセグー氏テスト、SLRテスト)
2 足首を急に反らす(背屈する)テスト(Bragard氏テスト)
3 膝の裏の神経を押すテスト(Cram氏テスト)
4 大腿神経をひきのばすテスト(FNSTテスト)
5 腰椎の第4神経根(L4ルート)の知覚の部位とはたらき
6 腰椎の第5神経根(L5ルート)の知覚の部位とはたらき
7 仙骨第1神経根(S1ルート)の知覚の部位とはたらき
8 年齢によるハムストリング筋の緊張(Hamstring tightness)
第14章 腰ヘルニアへの科学的追求
1 坐骨神経引っぱりテスト(Tension sign)
a:SLR(straight leg raising)テスト
ラセグー(Lasegue 人名)テスト
b:ブラガード(Bragard 人名)テスト
c:クラム(Cram 人名)テスト
d:股関節内転・外転テスト
e:ブルジンスキー(Brudzinski 人名)テスト
f:大腿神経伸長(FNST)テスト
2 母趾筋力テスト
3 膝蓋腱反射(膝を叩くと足が飛び上がる反応PTR)とは
4 アキレス腱反射(ATR)とは
5 休み休み歩く(間欠性跛行)のは何がおこっているのか
6 おしっこが出にくくなるとは(膀胱内圧曲線)
7 いろいろな動作と腰椎椎間板内圧
参考文献・参考資料
附図1 腰痛疾患治療成績新評価基準 |
|
|