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■内容説明
内田百フ先生にならって、「用事もないけれど、汽車に乗って」みる旅へ。あこがれのシベリア鉄道にはじまり、アジア、中欧、オセアニアと世界各国の鉄道に乗り込み、交通学者ならではの観察力で描く異国版「阿房列車」の旅。
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■目次
まえがき
第1章 豊饒の大地シベリア列車紀行
1 究極の阿房列車、シベリア鉄道
2 極東の玄関から一路北上
3 西へ転進、アムール川と共に
4 車上の暇日、東シベリア山岳地帯
5 バイカル湖からシベリア平原へ
6 西シベリアの両都市を結んで
7 ウラルを越えて
【阿房孤欄(壱)】 ウラジオストク
【阿房孤欄(弐)】 ノボシビルスク
【阿房孤欄(参)】 エカテリンブルグ
【阿房弧欄(四)】 両都連絡新幹線
第2章 ベトナム世界遺産めぐり列車紀行
1 恒例・阿房列車の序
2 ベトナムと鉄道事情
3 夕方のサイゴン出発
4 南ベトナムの平野を北上
5 ベトナム中部の世界文化遺産都市
6 窮屈な座席列車で古都へ
7 フエからハノイへ
【阿房孤欄1】 ホーチミン市散策
【阿房孤欄2】 ハノイ散策
【阿房孤欄3】 ローカル鉄道とハイフォン
第3章 午睡の中に過ぎる関中平野――中国隴海線列車紀行
1 黄河上流の美都、蘭州
2 列車手配の不首尾は例の如し
3 硬臥車で渭水渓谷を行く
4 関中平野ひらける
5 黄土の河岸段丘を行く
6 日暮れし道は速し
第4章 海陸一気通貫、バルト海列車の旅
1 阿房はびこり、賢人、これを珍重す
2 吾身に思うスローツーリズムの困難
3 出端を挫く置引き被災
4 海を渡る列車(その一)、橋梁編
5 海を渡る列車(その二)、フェリー編
6 欧州大陸の終曲
第5章 中欧3都、列車三角旅
1 ハプスブルグ帝国の古都をめぐる
2 ヴィンドボーナの出発
3 モラビア高地を越えてボヘミアへ
4 百塔の街、プラハ
5 通過ビザで通過するスロバキア
6 ブタペストの一日
7 オリエント急行の走った道
第6章 ふらっと豪州、阿房列車
1 長めの序
2 シドニー駅の出発まで
3 久しぶりのオーストラリア列車旅行
4 早起きの昼は二度食べる
5 ユーカリ原生林の昼下がり
6 豪雨の真暗闇を走る
7 ブリスベイン追録
第7章 陸路を往く人≠ニいう名の列車
1 ニュージーランドの列車
2 ウェリントン駅頭の青列車
3 タスマン海
4 モーニングティーに和む車内
5 昼食のひと騒動
6 トンガリロ国立公園を行く
7 昼さがりはシェアキールと共に
8 ファイナル・コース
あとがき |
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