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■内容説明
謎多き「信濃遷都」計画にこめられた壮大な野望とは――。古代史の中心舞台となった尾張・三河・美濃・信州。「記・紀」を検証し、地誌・伝承を訪ねて、“歴史地誌”的アプローチからひもといた東海の古代史謎解きの旅。
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■目次
プロローグ なぜ古代史の謎解きをはじめたか
第1章 尾張のヤマトタケルと草薙剣
column1 >>> なぜ草薙剣が尾張に置かれたかを東アジアの範囲で考える
第2章 持統太上皇の参河巡行の謎
column2 >>> 高市黒人の「桜田」の歌は、どこで歌われたか
第3章 天武の信濃遷都計画がめざしたこと
column3 >>> 美濃の喪山伝説は何を意味していたのか
第4章 混乱の論争と記事欠落の嶺山道
──美濃・信濃をつなぐ古代の官道をめぐって
第5章 諏訪社の地に仏が遷座した話のウソとまこと
──長野善光寺建立をめぐる真実を探る
column4 >>> 長野市尾張部の町名由来の調査記
エピローグ 律令制の確立で変わる高市黒人の万葉歌272の意味
〈附論〉美濃国 池田郡春日郷の比定にかかわる条里復元について
あとがきにかえて |
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