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天武の夢はるか
●尾・参・濃・信の古代史誌

著者: 野原敏雄

本体価格: \1,600(税別)
サイズ: 四六判並製 264頁
ISBN: 4-8331-5210-5
発行年月: 2010年6月刊

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■内容説明

謎多き「信濃遷都」計画にこめられた壮大な野望とは――。古代史の中心舞台となった尾張・三河・美濃・信州。「記・紀」を検証し、地誌・伝承を訪ねて、“歴史地誌”的アプローチからひもといた東海の古代史謎解きの旅。
 

■目次

プロローグ なぜ古代史の謎解きをはじめたか
第1章 尾張のヤマトタケルと草薙剣
  column1 >>> なぜ草薙剣が尾張に置かれたかを東アジアの範囲で考える
第2章 持統太上皇の参河巡行の謎
  column2 >>> 高市黒人の「桜田」の歌は、どこで歌われたか
第3章 天武の信濃遷都計画がめざしたこと
  column3 >>> 美濃の喪山伝説は何を意味していたのか

第4章 混乱の論争と記事欠落の嶺山道
    ──美濃・信濃をつなぐ古代の官道をめぐって
第5章 諏訪社の地に仏が遷座した話のウソとまこと
    ──長野善光寺建立をめぐる真実を探る
  column4 >>> 長野市尾張部の町名由来の調査記
エピローグ 律令制の確立で変わる高市黒人の万葉歌272の意味
〈附論〉美濃国 池田郡春日郷の比定にかかわる条里復元について
あとがきにかえて
 
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