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■内容説明
医療事故が原因で長男を失った著者が、国を被告とした8年間の裁判や、22年にわたった介護体験を振り返り、医師倫理規定の確立の必要性、医師免許更新制の提案など、具体的な提言を交えつつ、事故の再発防止と医療の質の向上に何が必要なのかを熱く語る。
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■目次
はじめに
第1章 病院の過誤と裁判をふり返って
1 手術後管理の怠慢
2 危険な徴候への対応の遅れ
3 鑑定意見書―病院の責任は明白
第2章 医療の安全と質の向上を願って
1 『克彦の青春を返して』の出版
2 病院との懇談会
3 厚生労働省の委員会
4 「医療の安全を願って」の講演
第3章 克彦との別れ
1 克彦との別れ
2 稲垣克彦基金の設立
第4章 これからの医療に望むこと
1 「植物人間」「植物状態」という言葉は人権無視
2 医療事故調査委員会の創設に向かって
3 医師の自律規範―医師全員の加入する組織の創設と医師倫理規定の制定
4 医療に望むこと
おわりに |
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