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■内容説明
静岡県の秋葉古道と、木曽三川・矢作川・豊川などの旧河道の実態を調査し、主に災害に関わるその活用について紹介する。古道の盛土部と災害時利用、河道の変遷と問題、10万年前の旧河道に関する論考も収録。
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■目次
第1章 まえがき
1.1 内容と構成
第1章の参考文献
第2章 秋葉古道と秋葉信仰
2.1 はじめに
2.2 秋葉古道と秋葉信仰
(1)起点の登山路(参道)から
(2)秋葉寺と秋葉神社
(3)秋葉信仰の原点
a)焼畑農業の火
b)冶金の火
(4)神体山をつなぐ
a)竜頭山と修験道
b)山住神社と常光寺山
c)秋葉山と光明山
(5)信仰の道・秋葉古道─秋葉街道
2.3 秋葉古道の役割─時代と共に
(1)黒曜石の道として
(2)塩の道として
(3)戦いの道として
(4)尾根道の特長
2.4 民俗的なこと
(1)地名のこと
(2)住む人々のこと他
(3)旅行者のこと
2.5 尾根古道の事例と現代の交通など
2.6 第2章のむすび
第2章の参考文献
第3章 古道の盛土部〈段築〉
3.1 はじめに
3.2 山間古道の段築
3.3 段築の事例
(1)岡崎市から信州への足助裏街道
(2)岡崎市から設楽町方面の道根往還
(3)岡崎市から新城市方面の千万町街道
(4)信玄道
(5)秋葉道その1
(6)秋葉道その2
(7)秋葉道その3
(8)岡崎市切越町の古道
(9)秋葉古道
(10)熊野古道の長井坂
3.4 岡崎から信州への足助裏街道
3.5 岡崎から設楽方面の道根往還
3.6 岡崎から新城方面の千万町街道
3.7 信玄道
3.8 切り通し及び急勾配の法面を有する盛土形状の検討
(1)概要
(2)地搗工法
(3)版築・敷葉工法
3.9 第3章のむすび
第3章の参考文献
第4章 古道の災害時利用
4.1 はじめに
4.2 尾根道の特長と災害時の状況
4.3 災害時に古道を利用した事例
(1)事例-1)小原・藤岡(現在は豊田市に合併)の「七夕豪雨の場合」
(2)事例-2)「新潟中越地震」の場合
(3)事例-3)岡崎市古部町の防災道路の場合
(4)事例-4)浜松市天竜区竜山町瀬尻(せじり)地区の場合
(5)その他
a)その他の事例
b)歴史的災害例
4.4 第4章のむすび
第4章の参考文献
第5章 河道の変遷と問題
5.1 はじめに
5.2 木曽川旧河道の調査
(1)古代絵図を考察する
(2)濃尾平野の地質的変遷
(3)主に愛知県内の木曽川旧河道について
a)現況説明
b)海抜ゼロメートル地帯
c)愛知県内の木曽川に関するその他の事項
d)五条川の大曲
(4)岐阜県内の旧河道
a)沖積地の境川
b)広野河事件
c)運ばれた謎の石
d)岐阜県内のその他の事項
(5)木曽川関係のまとめ
5.3 矢作川旧河道の調査
(1)概要
(2)河道の変遷
a)熱田海進の関係
b)縄文海進の関係
c)河道の変遷
d)矢作川流域で最も注視すべき所
e)低地の新興住宅
(3)2008年8月29日の岡崎豪雨
(4)後背湿地
(5)矢作川関係のまとめ
5.4 豊川旧河道の調査
(1)概要
(2)河道の変遷
(3)豊川関係のまとめ
5.5 災害と地名
5.6 沖積低地と震災
5.7 5章のむすび
第5章の参考文献
第6章 10万年前の旧河道
6.1 はじめに
6.2 本章の進め方
6.3 地形と地層のあらまし
6.4 山県市を流れた木曽川分流─古川
(1)美濃加茂市から関市の長良川まで
(2)関市の長良川から山県市の鳥羽川まで
(3)鳥羽川から伊自良川まで
a)現在の分水嶺付近まで
b)現在の分水嶺から伊自良川方面まで
c)地質に関すること
(4)古川のまとめ
6.5 各務原台地上の木曽川分流─苧ヶ瀬川
(1)この地域の地層について
(2)各務原台地上を流れていた苧ヶ瀬川
(3)苧ヶ瀬川のまとめ
6.6 岐阜市芥見からの長良川分流─岩滝川
6.7 金華山の裏から長良川分流─日野川
6.8 武儀川分流─山県岩川
6.9 武儀川から長良川への分流─広見川
6.10 第6章のむすび
第6章の参考文献
第7章 あとがき |
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