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■内容説明
太平洋戦争末期に実施された学童疎開。当時国民学校6年生だった著者が、妙興寺(現在の愛知県一宮市)での疎開体験を語る。自らの体験の記憶、実家に宛てた本音の手紙、当時の新聞記事などを頼りに虚飾なく綴った真実の記録。
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■目次
はじめに
第1章 学童疎開はなぜ始まったのか
太平洋戦争の勃発
本土空襲と学童疎開の決定
第2章 下飯田国民学校学童の集団疎
出発
集団疎開寮生活のはじまり
母恋し
集団疎開生活の日課
妙興
老師様
おっ様(修行僧、雲水)
写生会
航空記念日
後続集団疎開組の到着
ドッジボール大会
木曽川の水泳場
句会
レンコン掘り
慰問
@演芸会A講談B映画と紙芝居C映画劇場
大詔奉戴記念日
疎開児童励ましの皇后陛下の御歌
正月のお雑煮
手紙の検閲
窮すれば
@ドジョウAイナゴBイチイCサツマイモDスイカEソカイライスとミカン
F肝油
世にも不思議な話
@宮崎先生A日の丸敵機BギンナンC禅堂の障子戸D正夢E疎開便りの放送
F姉の葬儀Gタマゴがトーフになった
大地震
下飯田国民学校疎開学童の新聞記事
その他の思い出雑記
@スズメバチA池の丸太B墓石の水鉢C飛行機の写真D体育競技E剣道
Fヒゼンダニ(疥癬虫)G真清田神社HモリちゃんI妙興寺農家の産物
J妙興寺そば
舎利拝観
疎開からの帰宅
卒業式
第3章 私の集団疎開
縁故疎開への転向者続出
真意の手紙の説明
@八月十一日A八月十二日B八月十三日C八月十四日D八月二十一日
E八月二十二日F九月十五日G九月二十六日H十月三日I十一月二十日
J十一月二十一日K十二月三日L十二月七日M十二月十四日N十二月二十日
O十二月二十四日P十二月二十四日Q二十年二月一日R二十年二月十八日
「白」と「黒」
動揺
解けない梃子の問題
確執
終焉
巣立ち
妹ふゆ子の手紙
おわりに
あとがき
注
付録 飯田小学校の卒業式 |
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