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■内容説明
毒から薬へ、厄介な物質から薬へ…。この逆転劇はどのようにして起こったのか? 人間がいかに自然と謙虚に接し、自然から学ぶ姿勢を持ってきたか、薬の歴史の一コマを垣間みてみよう。
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■目次
はじめに
T 植物に由来する薬たち
1.アスピリン
柳と遭遇したストーン師、そして親孝行のホフマン
2.モルヒネ
夢の神が教えた脳内モルヒネ様物質
3.カフェイン
羊飼いは見ていた、カフェインの力を
4.コリンエステラーゼ阻害薬
治療薬への道、化学兵器への道
5.ツボクラリン
竹筒の中の秘薬
6.ジギタリス
ウイザリングと老女の出会い
7.抗甲状腺薬
キャベツをいっぱい食べたウサギが教えたこと
U 微生物の働きでできた薬たち
8.ワルファリン
腐ったスウィートクローバーから見つかった抗血栓薬
9.ボツリヌス毒素
ボツリヌス中毒を乗り越えて
10.デキストラン
スウェーデンの暖かな夏の日に
11.ペニシリンとスタチン
抗生物質の力
12.ブロモクリプチン(麦角(ばっかく)アルカロイド)
悲惨な麦角中毒が残した財産
V 爆薬、化学兵器に関連する薬たち
13.ニトログリセリン
“No, I don,t know.”とニトログリセリン
14.マスタード類
びらん性毒ガスが癌を治す
参考文献
あとがき |
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