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■内容説明
生きてあるただ生きてある生きてゆくただ生きてゆく生命を生きる
七十八歳の夏に間質性肺炎で入院し、死を意識した。これまでに大きな病気も手術もしたが、死を意識したことはなく、初めてのことであった。病床で短歌を見直し考えながら、これまで作ったものを本としてまとめたいと思った。死への準備というわけではないが、死を意識したことが何かしらの動機になったことは確かである。想像ではなく現実に死ぬかも知れないという状況に見舞われ、自分自身の死について本気で向き合うと何かが変わる、あるいは何かが見える、そう思った。(本書「あとがき」から)
――生と死の狭間に滲み出るユーモア、その先に見えるものを短歌に託す。
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■目次
生きてある 二〇二二年
木漏れ日 二〇二三年
記憶のなかに 二〇二四年
あとがき |
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