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知事は何ができるのか
●「日本病」の治療は地域から

著者: 嘉田由紀子

本体価格: \2,000(税別)
サイズ: 四六判上製 322頁
ISBN: 4-8331-1094-5
発行年月: 2012年4月刊

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■内容説明

新幹線新駅建設やダム建設などの見直し、原発再稼働問題など、生活者目線を失わず、筋道を通す政治を力強く実行してきた現役知事による闘いの軌跡。日本の政治の未来を憂う誠意ある政治家、公務員、そして日本社会のリーダー必読の書。〈加藤登紀子氏推薦〉
 

■目次

はじめに 

…………第1部…………
第1章 共感 軍艦と手こぎ舟に対比された知事選挙
琵琶湖畔での選挙出馬会見/「日本病」で制度疲労を起こしている日本社会に不安/「超政党」として、全政党に推薦依頼/出馬を思い留まらせたい―兄姉の思い/新幹線新駅問題の争点化―プロブレムからイシューへ/新駅建設着工記念式典の中止を申し入れ/生活者の皮膚感覚を確認する選挙行脚/街宣や演説会も暮らし言葉で対話的に/マクロ作戦も対話型で/湖面いっぱいの手こぎ舟

第2章 信念 税金のムダ使いもったいない、新幹線新駅の中止
新駅建設中止の五つの意義/凍結への戦略は「穏健的中止」へ/最初の県議会での攻防/区画整理事業の経過と地元地権者/周辺市を巻き込んだ促進協議会/県と市でねじれた民意/経済波及効果の見直し/工事費負担金支払い猶予から工事費清算まで/県議会議員選挙では地域政党「対話の会」が躍進/区画整理事業、まちづくり後継プラン、南部地域振興計画/ジーエス・ユアサ コーポレーションの進出決まる/新エネルギー産業基地へ

第3章 攻防(上) 地域のことは地域で決める
「近い川」「遠い川」/三つの距離感と河川行政の歴史/画期的だった淀川水系流域委員会/ダムは原則つくらない/大戸川ダムの必要性は?/知事選挙直後の国の対応/水量主義を補完する生活環境主義/洗堰の全閉解消を大戸川ダムの必要性につなげてしまう/「洗堰全閉解消」を下流への脅しとしない決意/ダム凍結マニフェスト違反!―滋賀県議会との攻防/大戸川ダム「穴あきダム」案、国から提示される/大戸川ダム建設にかかわる地元要望

第4章 攻防(下) ダム計画をめぐる国との闘い
下流知事との上下流連携が始まる/大阪、京都、滋賀での上下流パス回し/十一月十一日の四知事合意/二〇〇八年十一月滋賀県議会はダム議論一色に!/滋賀県議会、歴史上初めての流会に/二〇〇九年一月臨時議会―難産の末の議会合意/国は政治的に凍結、計画上は大戸川ダム建設推進/ダムだけに頼らない流域治水―国の政権交代でダム方針転換?/大戸川ダム撤退ルールと下流負担金、地元河川改修の見通し/地先の安全度―生活環境主義を基調とした治水政策論/滋賀県における流域治水対策の枠組/流域治水はダム代替ではなく追加・補完

第5章 再生 琵琶湖の受難の歴史に光を!
守るべき琵琶湖の恵みとは?/昭和三十年代まで生きていた「近い水」/琵琶湖にみる三つの受難/淡水赤潮から石けん運動、富栄養化防止条例へ/琵琶湖総合開発の三つのねらい/琵琶湖研究所と世界湖沼会議/琵琶湖の価値を発見してほしい―琵琶湖博物館/琵琶湖環境権訴訟の訴えと生態系保全/琵琶湖総合開発の利水効果と失われる“近い水”/農業用水システムの変化に伴う二つの課題/未来を見据えた政策づくりを求めたい/“ええとこどり”できない琵琶湖水位操作/新河川法の理念を盛り込んだ水位操作規則を/「生存価値」「ふれあい価値」も生きる「魚のゆりかご水田」/内湖再生と水辺エコトーンの価値の発見/湖と人間のかかわりの再生を埋め込んだマザーレイク計画/流域自治、統合的流域管理と関西広域連合

…………第U部…………
第6章 命の絆 子育て、仕事、人生の見送りまで支え合う
子どもは社会で育てるのか、家族が育てるのか?―団塊世代の述懐/平成時代、団塊ジュニアの家族模様/下がり続けた出生率の意味すること/子育て三方よし/生まれる時の危機対応/保育園と学童保育不足はいまだ解消せず/児童虐待相談件数の多さをどう解釈するか/孤立する母親たちへの支援/働く場への橋をかけて、雇用確保による生活保障を/若者の就職マッチング/「マザーズジョブ」で女性の就職支援/死をどこで迎えるか、生老病死が家族から消える/死をタブー視しない政策を選挙で訴える/米原市・伊吹診療所と東近江市・永源寺診療所での挑戦/人生の畳み方、仕舞い方―エンディングノート運動を/医療福祉・在宅看取りの地域創造会議の発足

第7章 共生 生命・自然に根ざした文化、誇りをびわ湖から
「ここで遊ぶべからず」自然から遠ざけられる子どもたち/三世代水辺遊び調査から見えてきたフロー体験の意味と文化、芸術活動/子どもたちの体験を豊かに―「うみのこ」/「やまのこ」「たんぼのこ」/びわ湖ホールから「ホールのこ」育てを/文化と自然を活かした観光振興で滋賀を元気に/みんなで育てる文化政策を―文化振興条例の制定と発展/滋賀の仏教文化と白洲正子/滋賀の福祉から生まれたアール・ブリュット(生の芸術)/「美の滋賀」―近代美術館再生を目指す三つの柱/地域で活躍する若者たち―滋賀県立大学の挑戦/T字型人間に育ってほしい―地域に飛び出す公務員

…………第V部…………
第8章 自立 未来可能な地域経済の強化へ―自然エネルギーと卒原発
琵琶湖は地球環境問題の小さな窓/滋賀県独自で、二〇三〇年CO2半減を条例化/ものづくり産業にCO2削減努力を内部化して国際的競争力を/滋賀県製造業の歴史的展開/伝統に裏打ちされた技術が支える関西での環境産業/“卒原発”と低炭素型産業クラスターの形成へ

第9章 政治は未来をつくるもの リスク社会を生き抜く政策は地域から
リスク社会に起きた東日本大震災/原子力事故の社会的背景/福島と滋賀、その共通性/三・一一発災直後の関西広域連合の動き/ “卒原発”を全国知事会で訴える/汚染情報開示に臆病な政府と滋賀県の独自予測/正常な安全感覚を行政、政治の場に埋め込むために

参考文献

おわりに
 
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