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「あて字」の日本語史

著者: 田島優

本体価格: \2,200(税別)
サイズ: 四六判上製 240頁
ISBN: 4-8331-2094-4
発行年月: 2017年6月刊

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■内容説明

いつ、どのように誕生したのか? 古代から現代まで、「あて字」の歴史的変遷を辿ったはじめての通史。
 

■目次

はじめに

[導入編]
1 ようこそあて字の世界へ
  1 こんなに身近なあて字
  2 あて字にもいろいろある
2 メディアのあて字を眺めてみれば
  1 新聞のあて字
  2 歌詞のあて字
  3 マンガのあて字
  4 小説のあて字
3 国語辞書ではあて字はどのように扱われているか
  1 漢字表記に関わる用語
  2 用語の問題点
  3 あて字の分析
[歴史編]
1 異国のことばを書き写す(古代のあて字@)
  1 中国におけるあて字
  2 「魏志倭人伝」のあて字
  3 仏教経典におけるあて字 
2 日本語を漢字で書く(古代のあて字A)
  1 通辞・書記官の必要性
  2 日本での文字の広がり
  3 『古事記』の序文の意味
  4 『日本霊異記』の熟字表記
3 文字を使いこなす(古代のあて字B)
  1 柿本人麻呂の表記をめぐって
  2 文字のおもちゃ箱『万葉集』
  3 上代人の生活を表すあて字
4 和語と漢語の結びつき(古代のあて字C)
  1 地名の表記 
  2 熟字表記の定着と辞書 
  3 辞書で辿る語形変化 
5 自立語を漢字で書く(古代のあて字D)
  1 宣命体
  2 さまざまな書記スタイルの確立 
  3 変体漢文(貴族の日記) 
  4 古文書のあて字の慣用化 
6 あて字の認識(中世のあて字@)
  1 あて字の概念の確立
  2 『名語記』のあて字
  3 語源辞書におけるあて字の意識 
  4 語源辞書から見た古代のあて字
7 真名で書く(中世のあて字A)
  1 慈円の考え(『愚管抄』の書記スタイル)
  2 『平家物語』諸本の書記スタイル
  3 漢字仮名交じり文を漢文へ
  4 『四部合戦状本平家物語』のあて字
  5 『真名本曽我物語』のあて字
  6 漢字片仮名平仮名交じり文
8 整版印刷と振り仮名(近世のあて字@)
  1 写本の読み仮名と印刷の振り仮名
  2 整版本による漢字使用 
  3 世話字という意識
9 漢語の口語化と漢字執着(近世のあて字A)
  1 漢語の表記の揺れ 
  2 知識層による俗語の漢字表記化
10 西洋との出会いと白話小説(近世のあて字B)
  1 キリスト教用語の漢字表記
  2 西洋との出会い(ポルトガル人のもたらした物)
  3 東南アジアとの出会い(オランダ人のもたらした物)
  4 翻訳の必要性
  5 白話小説受容に伴う白話語彙の使用
11 漢字平仮名交じり文への統一(近代のあて字)
  1 書記スタイルの統合
  2 夏目漱石のあて字
  3 振り仮名の活用と廃止論 
12 戦後の国語政策とあて字(現代のあて字)
  1 あて字の廃止
  2 代用表記(あて字)の創出
  3 あて字の使用・振り仮名の使用
  4 名前とあて字


【コラム】
 @ 時計
 A 不憫(不愍)
 B 普段
 C 本当
 D 冗談
 E 堪能
 F 容赦
 G 真逆


おわりに
 
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