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ゲートウェイの地理学

著者: 林上

本体価格: \2,200(税別)
サイズ: A5判上製 375頁
ISBN: 4-8331-4147-5
発行年月: 2020年4月刊

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■内容説明

中世・近世日本で活動した主な港と江戸四宿の役割など、経済活動の拠点にとどまらず、政治的・社会的・文化的な交流という分野に広がるゲートウェイの概念から、都市の形成・発展におけるその役割と性格を探る。
 

■目次

口絵

序文

第1章 ゲートウェイ概念と交通,産業,都市の地理学研究
  第1節 ゲートウェイの意味と使われ方の時代変化
  第2節 中心地システム,ゲートウェイ,ハブの相互関係
  第3節 交通,産業,都市の地理学におけるゲートウェイ概念
コラム1 空間の科学,距離の科学としての地理学の性格

第2章 アジア・ヨーロッパ旧大陸における歴史的交易路
  第1節 アジア大陸の東西を結ぶ陸のシルクロード
  第2節 海のシルクロードによって結ばれる都市・地域
  第3節 ヨーロッパにおける歴史的交易路
コラム2 文化を切り口に経済活動を説明する地理学

第3章 ポルトガル,スペイン,オランダによる海外拠点の開発
  第1節 ポルトガルの海洋進出と海外に築いた支配拠点
  第2節 スペインの新大陸進出とアルゼンチン,メキシコ
  第3節 オランダによる東インド・セイロン・台湾の支配
コラム3 国家間競争と企業集積地間競争の地理学

第4章 アメリカの国土開発で生まれた海と陸のゲートウェイ都市
  第1節 アメリカの東海岸と内陸部に生まれたゲートウェイ都市
  第2節 アメリカ南部のゲートウェイ都市
  第3節 アメリカ西海岸のゲートウェイ都市
コラム4 日本の地理学へのヨーロッパの影響とアメリカの存在

第5章 カナダ,オーストラリアのゲートウェイ都市の形成と発展
  第1節 カナダ東部から西進していったゲートウェイ都市
  第2節 カナダ西部のゲートウェイ都市の勢力関係
  第3節 オーストラリア南東部のゲートウェイ都市
  第4節 オーストラリア南部,西部のゲートウェイ都市
コラム5 カナダとオーストラリアのアイデンティティ

第6章 中世・近世の日本で活動した主な港と江戸四宿の役割
  第1節 中世日本を代表する三津,博多津・堺津・坊津
  第2節 海と川との接点に位置した近世の港
  第3節 街道出入口としての江戸四宿の役割
コラム6 木戸とゲーティッド・シティを地理学からとらえる

第7章 近代日本における開港と産業発展・国土形成に果たした役割
  第1節 横浜,神戸,新潟の開港と港湾活動の展開
  第2節 特別輸出港,開港外貿易港としてスタートした地方港
  第3節 北海道,四国,九州のゲートウェイの推移
コラム7 近代初期にオランダ人土木技術者が手掛けた地方の築港

第8章 近現代における名古屋駅のゲートウェイ機能の展開過程
  第1節 名古屋駅開業までの経緯と名古屋駅の位置決定の意義
  第2節 関西鉄道と中央本線の開業で強まった名古屋駅の関門性
  第3節 戦後から現代までの名古屋駅を拠点とする事業展開
コラム8 都市の歴史的発展とゲートウェイ機能の立地構造

第9章 名古屋港が果たしてきたゲートウェイ機能の歴史的展開
  第1節 不利な地形条件を克服しての築港と背後圏との連絡
  第2節 開港後の港湾活動と埋立地の拡大・飛行場への転用
  第3節 第二次世界大戦後の埠頭の建設と利用の多様化
コラム9 港湾の発展過程とウォーターフロントの再開発

第10章 戦前の軍事飛行場をルーツとする国際空港の発展過程
  第1節 戦前の飛行場建設から名古屋空港の発足まで
  第2節 中部国際空港の建設地の選定と県営名古屋空港
  第3節 利用状況の推移,近隣開発,空港サービス
コラム10 ゲートウェイ交通機能の相互間の関係

  引用文献
  図表一覧
  事項索引
  地名索引
 
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