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歴史と地理で読み解く日本の都市と川

著者: 林上

本体価格: \2,200(税別)
サイズ:
ISBN: 4-8331-4161-1
発行年月: 2024年1月刊

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■内容説明

大地と川がかかわりあう環境の中で、人びとはいかにして都市を築いたか。都市が成立し発展するには川との結びつきが欠かせない。その根底には川の流れがあり、網の目のような水脈で人の営みを支えた。歴史的・地理的に切り離すことができない「都市と川」の関係を考える。
 

■目次

序文

第1章 都市の地理学研究と近世初期に生まれた都市と川
 第1節 都市の地理学研究の概念と川の位置づけ
 第2節 近世初期に生まれた都市の立地と川の関係

第2章 平地と山地の境界に生まれた都市の歴史的発展
 第1節 新潟平野と東側丘陵地の境界に形成された加茂と見附
 第2節 関東平野と関東山地の境界に形成された青梅と下仁田
 第3節 三河山地の出入口・新城と長良川沿いの谷口集落・美濃
 第4節 九州山地の出入口に形成された在郷町・黒木と城下町・竹田

第3章 山間盆地に形成された旧城下町の歴史的発展
 第1節 白山連峰を挟む山間盆地に形成された大野と高山
 第2節 丹波国の山間盆地に形成された亀岡と丹波篠山
 第3節 豊後と日向の山間盆地に形成された日田と都城

第4章 盆地の中の扇状地に形成された都市の歴史的発展
 第1節 東北地方の盆地に築かれた城下町,山形と新庄の水環境
 第2節 甲府盆地の城下町・甲府と長野盆地の天領・中野の歴史
 第3節 美作国の中心地・津山,備中松山城下の高梁と鉱山町・吹屋

第5章 大きな扇状地の上に形成された都市の歴史的発展
 第1節 扇状地上に形成された弘前の盛衰と胆沢扇状地の灌漑用水
 第2節 那須野が原扇状地の開拓と荒川扇状地の舟運・街道
 第3節 庄川扇状地・砺波平野の散居村と犬山扇状地扇頂の犬山

第6章 複合扇状地の上に形成された都市の歴史的発展
 第1節 横手の歴史風土と猪苗代湖に頼る城下町会津若松・郡山
 第2節 長野県の松本盆地・伊那盆地の都市と水環境・舟運
 第3節 旧東海道の要衝,亀山城下町と天井川を公園化した草津

第7章 川と川の合流点に生まれた都市の歴史的発展
 第1節 北海道,旭川の日本初の買物公園と帯広開拓の歴史
 第2節 北上川,阿武隈川の地形条件と黒沢尻,福島などの舟運
 第3節 大坂の豪商と山陰・倉吉の関係,山陽・山陰をむすぶ三次

第8章 河岸段丘の上に形成された都市の歴史的発展
 第1節 河岸段丘上の都市として知られる沼田と相模原の歴史
 第2節 河岸段丘の上で繰り広げられた春日井と各務原の歴史
 第3節 河岸段丘の近くの政治拠点から発展した大分と熊本

第9章 河口部・三角州に形成された都市の歴史的発展
 第1節 自動車輸入の三河港をもつ豊橋と小さな県庁所在都市・津
 第2節 福山の城づくり・干拓と岩国城下の町を結び合う錦帯橋
 第3節 四国の平野部に築かれた城下町徳島・松山の歴史的発展

第10章 水郷・舟運・筏流しなど川と関わる人と都市
 第1節 利根川舟運の拠点・潮来と佐原,会津と江戸を結ぶ鬼怒川舟運
 第2節 琵琶湖と流入河川流域に生まれた近江商人と熊野川の筏流し
 第3節 柳河藩の城下町水路網と人吉藩の球磨川下り・灌漑整備
 
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