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サラン 波乱の海を越えて
韓国・朝鮮で生きる日本人女性たちの物語

著者: 伊藤孝司

本体価格: \2,200(税別)
サイズ: A5判 並製 347ページ
ISBN: 4-8331-1165-2

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■内容説明

望郷の思いよ、届け…。日本による植民地支配、戦争、そして南北分断…。幾重もの苦難に見舞われた朝鮮半島に、今も暮らす日本人女性たち。望郷の悲しみをまとい、愛に生きるその人生の物語。
 

■目次

第1部 朝鮮
荒井 琉璃子
ソ連軍からの逃避行で家族とはぐれ、朝鮮で暮らすことに。

水田 一枝
「朝鮮へ行きましょう!」って私から言ったんです。

片倉 裕見子
当時は珍しいトラクター運転手に。

岩瀬 藤子
年取ったツボミだけど、きれいな花を咲かせたい。

新井 好江
小学校中退なのに「出版物普及所」の所長に抜てき。

大田 明子
「あの人は朝鮮人で“赤≠セから」って忠告されたものの。

鈴木 ツル子
朝鮮へ来た最初の頃は、外へ出ることも怖かったんです。

皆川 光子
家族の反対を押し切って来たことが、心のしこりになっています。

中本 愛子
死にたい、私も夫と一緒に埋めてくれ!


第2部 韓国
高垣 知子
「日本の女が来た」と近所の人が障子に穴を開けてのぞくんですよ。

伯耆田 喜久江
韓国人は秀吉に恨みがあるので、祖先が侍だったことは言わないの。

橋田 フサ
「どうして船に乗ってしまったのか」と後悔したんです。

T・S
南北分断後に、38度線を三度も行き来する。

山崎 繁栄
避難民が山に掘った穴ぐらで、一人で暮らしていました。

富田 初
自分一人で生活していくのが、やっとやっとでした。

藤川 幸子
「参謀総長なのに妻は日本人」ということで嫌われた夫

宇田川 多美子
夫の実家は、味噌さえない貧しい生活でした。

徳永 ユキヲ
日本敗戦で立場が逆になり、朝鮮戦争では避難民に。

國田 房子
内心では「日本が勝たないかな」って思ってるんですよ。

丸尾 富久子
お婆ちゃんたちへの世話は、親孝行できなかった罪滅ぼしなんです。

中島 菊代
戦争中にもかかわらず、盛大な披露宴をしました。
 
江口 芬陽
李方子妃殿下のお世話を18年間したんです。

向後 シマ
無一文から、軍人相手の商売で思わぬ大儲け。

福田 政子
父や夫、息子という自分に近い男たちに苦労する。

韓国の日本人女性たち(写真)

あとがき
 
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